講座詳細

数学はこんなに面白い!9 8月 特別編
一次変換の仕組み

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講座趣旨

 現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうして、その応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。
 
 月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
 数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。

【8月の内容】
 回転、折り返し、およびそれらの相似拡大との合成からなる変換を一次変換といいます。ト-ラスやクラインの壷と呼ばれる図形も、一次変換を用いて作ることができます。一次変換の幾何学的考察の仕方と、一次変換からなる群について解説していきたいと思います。

講座概要

講座日程 2018年 8月 2日 (木)
時間 10:00〜11:30
定員 30 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 7月3日(火)午前9時30分より

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
8月 2日
10時00分〜11時30分 三鷹ネットワーク大学 小林 一章  東京女子大学名誉教授
中山 雅友美 長岡工業高等専門学校助教

講師

小林 一章(こばやし かずあき) 東京女子大学名誉教授
 1940年東京生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年から東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学で80年代後半より結び目の研究を始め、その後空間グラフの研究に重心を移す。著書に「曲面と結び目のトポロジー」(朝倉書店)、「空間グラフの理論」(培風館)など。(公財)数学オリンピック財団前理事長。
中山 雅友美(なかやま まゆみ) 長岡工業高等専門学校助教
 熊本県生まれ。首都大学東京理工学研究科博士課程修了。学生時代には代数的位相幾何学を勉強し、ボット多様体の剛性定理に関する研究を行っていた。2016年から長岡工業高等専門学校に在籍し数学を教えている。

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