講座詳細

大人のための音読講座・三鷹ゆかりの作家たち(79)
〜小山 清の「紙幣の話」〜

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講座趣旨

大人のための音読講座・三鷹ゆかりの作家たち
 これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか?ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
 台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
 講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付の講座です。

講座概要

講座日程 2019年12月18日 (水)
時間 10:30〜12:30
定員 10 人 (先着制)
回数 1回
受講料 一     般 2,000 円
市     民 1,600 円
市民在勤・在学 1,600 円
市 民 学 生 1,200 円
会     員 1,000 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 11月19日(火)午前9時30分より

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
12月18日
10時30分〜12時30分 三鷹ネットワーク大学 原 きよ  太宰治に師事し、太宰が甲府に疎開中は三鷹の留守宅を守った小山 清。終戦後、太宰に預けていた原稿が売れるようになり作家になりました。素直で静かな描写が魅力で、受賞には至りませんでしたが、3度、芥川賞候補になりました。「紙幣の話」は昭和33年12月に筑摩書房から発行された『日日の麺麭』に収められた短編です。師 太宰治の「貨幣」(初出:昭和21年)によく似た作品で、やはり百円紙幣が擬人化され、自分の経験を語ります。紙幣の視点で語る楽しさを味わいましょう。

講師

原 きよ(はら きよ) フリーアナウンサー・朗読家
 元OBS大分放送アナウンサー。三鷹ゆかりの作家、太宰治の作品朗読に力を入れ、映画「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」では、メイキングドキュメンタリーで原作朗読を務めた。生誕100年からは、毎年、生誕祭の6月19日に、太宰の生地、青森県五所川原市金木「太宰治疎開の家 津島家新座敷」での朗読会に出演。演奏家との共演も好評で、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ハープ、月琴、リュートなど、様々な楽器とのコラボ作品のレパートリーも多い。
 文化庁「文化芸術による子供育成総合事業」登録アーティスト、朗読集団「コトザウルス」、劇団「シアターRAKU」所属。

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