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講座詳細

中央線沿線の文学風景(Aコース)
ー村上春樹から高村薫までー 野川、国分寺崖線(ハケ)を辿る 

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講座趣旨

 三鷹をはじめとしたJR中央線沿線には、多くの文学者が居住しそこから珠玉の作品を発表し続け、現代文学に大きな影響を与えています。
 著名な文学者たちが、中央線沿線の風景をどのように描いたのか、また沿線地域への居住の契機や沿線との関係性を辿ることにより、文学作品を読む新たな楽しみを見つけると共に、地域の魅力を再発見していきます。戦後以降に活躍した、または現在活躍している作家の戦後以降の作品を考察します。各回に記した作品以外にもエッセイを含めてなるべく多くの作品を紹介し、重層的に中央線沿線の文学風景を捉えていきます。
 講座を受講するだけのAコース(講座2回)と、講座受講に加えて実際に文学作品の舞台を辿る散歩を含むBコース(講座2回、散歩1回)の2つを用意しました。A・Bいずれかのコースを選んでお申し込みください。

[参考情報]
国分寺以西(国分寺・国立・八王子周辺)については、令和3年(時期未定)に連続講座を検討中です。対象作家は山口瞳、嵐山光三郎、篠田節子、多和田葉子等。三鷹ネットワーク大学のウェブサイト等に実施約1か月前に告知します。(注)
(注)新型コロナウイルス感染症の影響で、中止・開催しない場合があります。

※ 三鷹ネットワーク大学では、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するための対策を実施しています。くわしくは三鷹ネットワーク大学のウェブサイトをご確認ください。

講座概要

講座日程 2020年10月 4日 (日),2020年10月25日 (日)
時間 下記をご確認ください。
定員 10 人
回数 2回 (Aコース)
受講料 1,000 円
難易度 ★☆☆
会 場 下記をご確認ください。
受付期間 9月8日(火)午前9時30分〜10月3日(土)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
10月 4日
10時00分〜11時30分 三鷹ネットワーク大学教室 矢野 勝巳 文学の中の風景と東中野から西荻窪周辺までの文学風景
 文学風景の様々な捉え方とその意義について考察します。また、中央線沿線のゆかりの作家や文学風景の特徴について、歴史的変遷を含めて辿っていきます。中央線沿線の文学風景の中では、東中野から西荻窪周辺までのいずれかの場所を描いた作品のキーワードを読み込んでいきます。主な作品として井伏鱒二『荻窪風土記』、角田光代『ドラママチ』、村上春樹『1Q84』。さらに、村上春樹が風景や地名をどのように描いているのかを、様々な作品から見ていきます。
第2回
10月25日
10時00分〜11時30分 三鷹ネットワーク大学教室 矢野 勝巳 吉祥寺から武蔵小金井周辺までの文学風景
 Bコースの第2回で歩いた場所を舞台とした作品の中では、その場所がどのように描かれているのか確認していきます。また、吉祥寺を描いた桐野夏生『抱く女』、太宰治『ヴィヨンの妻』をはじめとした井の頭公園を描いた諸作品や三鷹が登場する山田詠美『無線優雅』や瀬戸内寂聴『場所』等から、作家が中央線沿線の街をどのように感じているのかを考察します。

講師

矢野 勝巳 (やの かつみ) 元 三鷹市山本有三記念館 館長
 法政大学社会学部卒。1978年三鷹市役所入庁。長年生涯学習や文化事業に携わる。文学関連では、98年『没後50年太宰治展 心の王者』を担当、08年太宰治文学サロンの開設準備、10年『三鷹市市制施行60周年記念展 三鷹ゆかりの文学者たち』等の企画を担当する。三鷹市山本有三記念館館長、三鷹市芸術文化振興財団(現・スポーツと文化財団)文芸課長及び三鷹市文芸担当課長を歴任。三鷹市役所退職後は、中央線沿線ゆかりの文学者や沿線を描いた作品の調査研究を行っている。著書に『歴史的環境の形成と地域づくり』共著(名著出版)、『日本近代文学館 館報』や『多摩のあゆみ』等への執筆。

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