講座詳細

アストロノミー・パブ2017年4月 
Meet the neighbors 〜近傍銀河の分子ガス観測から探る銀河の進化〜

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講座趣旨

  アストロノミー・パブとは、市民と専門家との間の相互コミュニケーションを目的とした、サイエンス・カフェの天文版です。ホストとゲストによる「トークタイム」、その後は講師や参加者同士と自由に対話を楽しむ立食形式の「パブタイム」です。普段から疑問に思っている事や自分のアイデアを、講師や参加者同士で楽しく語り合いましょう。

 多数の星が輝く銀河は楕円体や渦巻構造など様々な形をしています。しかし、その星の原料である分子ガスについて、実はまだよく分かっていません。アルマ望遠鏡によって分かってきた近傍銀河中心の活動性と分子ガスの関係の最新結果を紹介するとともに、現在野辺山45m電波望遠鏡で進めている世界最大の近傍銀河の分子ガス撮像観測プロジェクトについても紹介します。

講座概要

講座日程 2017年 4月15日 (土)
時間 18:30〜20:30
定員 25 人 (定員を超えた場合は抽選です)
回数 1回
受講料 3,000 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 3月7日(火)午前9時30分〜3月28日(火)午後5時まで

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
4月15日
18時30分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 ゲスト:宮本 祐介 国立天文台 野辺山宇宙電波観測所 特任研究員
ホスト:梅本 智文 国立天文台 野辺山宇宙電波観測所 助教

講師

宮本 祐介(みやもと ゆうすけ) 国立天文台 野辺山宇宙電波観測所 特任研究員
 1981年、熊本県生まれ。博士(理学)。専門は電波天文学。現在、国立天文台野辺山宇宙電波観測所の特任研究員として新受信機「FOREST」の開発や近傍銀河分子ガス撮像プロジェクト「COMING」に携わっている。また、アルマ望遠鏡はじめ世界各国の電波望遠鏡を用いて近傍銀河の分子ガスのダイナミクスや活動的銀河中心核を研究している。
梅本 智文(うめもと ともふみ) 国立天文台 野辺山宇宙電波観測所 助教
 1961年、福岡県生まれ。東北大学大学院博士課程修了。博士(理学)。専門は電波天文学、星形成。星がどのように生まれ、その質量がどうして決まるかを明らかにするため、野辺山45m電波望遠鏡を用いて、私たちの天の川銀河の分子雲をくまなく観測するレガシープロジェクト「銀河面サーベイ」に携わっている。2009〜12年にNHK教育テレビ高校講座・地学の講師も務めた。好きな飲み物は地ビール。海外出張時には地元のビールを好んで飲む。

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