講座詳細

巨大星の爆発と中性子星・ブラックホール
−重力波で何が分かったの?

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講座趣旨

 AI(人工知能)が囲碁や将棋で人間に勝ち、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)が私たちの生活や産業を大きく変えています。また、宇宙ではダークマターやダークエネルギーの存在が明らかになり、アインシュタインが出した宿題の重力波まで発見されました。
 こうした最先端の科学や技術の課題を取り上げ、多くの方々にわかりやすく紹介するのが、本講座のねらいです。市民の方々のご参加をお待ちしております。

 巨大な星は大爆発します。巨大な星では様々な元素が作られます。地球や生命の誕生に不可欠な元素もここで作られます。また巨大な星が大爆発するとき、その中心には中性子星が産まれます。この中性子星が連星を組むと、重力波を放出しながら最後には合体して大爆発します。重力波をはじめとする最近の宇宙研究の進展によって、金など重い元素の起源は、中性子星の合体ではないかと分かってきました。
 さらに巨大な星が大爆発するとき、中心にブラックホールが産まれることもあります。ブラックホールは隣の宇宙と繋がる入口かもしれません。人類は宇宙をどこまで理解出来るのでしょうか。
 本講演では以上のテーマについての最新の理解を解説したく思います。

講座概要

講座日程 2018年 6月21日 (木)
時間 19:00〜20:30
定員 50 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 5月22日(火)午前9時30分より

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
6月21日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 長瀧 重博 理化学研究所 長瀧天体ビッグバン研究室 主任研究員

講師

長瀧 重博(ながたき しげひろ) 理化学研究所 長瀧天体ビッグバン研究室 主任研究員
 1998年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程卒業。博士(理学)。
 2002年より、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 佐藤研究室助手。2004年、京都大学基礎物理学研究所助教授。2006年、スタンフォード大学客員研究員。2013年より、理化学研究所にて、長瀧天体ビッグバン研究室准主任研究員、2016年、数理創造プログラム副ダイレクターを経て、2017年より、長瀧天体ビッグバン研究室主任研究員(現職)。

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