講座詳細

宇宙旅行のこれまでとこれから

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講座趣旨

“もっと科学に親しもう!”7
 AI(人工知能)が囲碁や将棋で人間に勝ち、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)が私たちの生活や産業を大きく変えています。また、宇宙ではダークマターやダークエネルギーの存在が明らかになり、アインシュタインが出した宿題の重力波まで発見されました。
 こうした最先端の科学や技術の課題を取り上げ、多くの方々にわかりやすく紹介するのが、本講座のねらいです。市民の方々のご参加をお待ちしております。

講座概要

講座日程 2019年 5月16日 (木)
時間 19:00〜20:30
定員 50 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 4月23日(火)午前9時30分より

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
5月16日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 高野 忠  宇宙飛行士による有人宇宙飛行の成果を基にして、1990年からこれまで民間人による宇宙旅行が8件行われた。これらは1人当たり値段が23億円と高価である。それに対し大衆向けの宇宙旅行が、今年中にも始まろうとしている。これは、1/100まで安くするものである。何が違うのであろうか?
 本講座ではまず、宇宙旅行に使用する宇宙船・ロケットについて説明する。強加速機と巡航機という機能、離陸と着陸の運用形態、さらにロケットエンジンの燃料と酸化剤の種類に分けて明らかにする。次に宇宙旅行の安全性の基礎データとして、これまで宇宙飛行士が経験した事故についてまとめる。さらなる安全策として、非常脱出装置を示す。
 最後に宇宙旅行の実現のため、宇宙船や宇宙港が必要であり、宇宙船運行や宇宙旅行紹介の業務も生まれる。この中で日本は、何をすべきかを考えたい。

講師

高野 忠(たかの ただし) 日本大学上席研究員、JAXA・宇宙科学研究所名誉教授
 1967年東京大学・電気工学科卒。1972年同大学院博士課程修了(工学博士)。同年電電公社電気通信研究所入所。1984年宇宙科学研究所に移る。1991年同研究所・教授、東京大学・教授(併任)。2008年日本大学に移る、教授。現在、同大上席研究員。その間、アンテナや無線通信を基礎に、幅広く宇宙応用(ミッション)を研究.人工衛星プロジェクト、NASAとの共同研究に従事する。
 国際アンテナ伝搬シンポジウム(ISAP2000)、宇宙光学システム応用国際会議(ICSOS2009)、宇宙ミッション研究会などの各委員長、太陽発電衛星研究会・代表幹事を歴任。電子情報通信学会(フェロー)、IEEE(Fellow)、電気学会、日本航空宇宙学会、AGU (American Geophysical Union) 、国際電波科学連合URSI,日本ロケット協会、宇宙太陽発電学会(理事)、日本宇宙旅行協会(理事長)、宇宙エレベータ協会(顧問)。
 主な著作:
「宇宙工学シリーズ1−宇宙における電波計測と電波航法」コロナ社、2005年3月
「宇宙工学シリーズ4−宇宙通信および衛星放送」コロナ社、2001年 11月
「エネルギーの未来 宇宙太陽光発電ー宇宙の電気を家庭までー」
              アスキー新書、アスキー・メディアワークス2012年2月

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