講座詳細

数学の夕べ5月 線形代数再入門
―《現代数学の基礎概念》1

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講座趣旨

“数学の夕べ”
 数学は新たな視点を加えながら現在も発展を続けています。特に近代以降の数学から数多くの興味深いトピックが生まれました。容易にはアクセスできず、知られていないものも多くあります。
近年は、数学についての啓発的な書物も多く出版され、三鷹ネットワーク大学で開講する小林一章先生の講座を含め、興味深いトピックがより深く取り上げられる機会も増えています。
 本講座では、そのような興味深いトピックの中から一つ選んで、数学の視点や発展の様子などを紹介していきたいと思います。講座の中で、必要な予備知識も出来るだけ説明する予定です。

講座概要

講座日程 2019年 5月31日 (金)
時間 19:00〜20:30
定員 30 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 4月23日(火)午前9時30分より

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
5月31日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 清水 勇二  線形代数は現代数学を支える土台のような役割を果たしている。 連立一次方程式という具体的な問題もいろいろな見方で扱える。 それを具体的に解くアルゴリズム、解全体のなす空間の構造、行列を通した表示等のいろいろな側面がある。 より抽象的には線形性というキーワードで捉えることも出来る。 線形代数の中でもいろいろな現代数学の基礎概念が登場し得る。 具体的な線形代数の例題から出発して、ベクトル空間、線形写像、同値関係といった概念を説明したい。 講義の中で、簡単な演習問題もしてみたいのでペンを持参されたい。

講師

清水 勇二(しみず ゆうじ) 国際基督教大学 教授
 東京生まれ。東京大学理学部卒業。東北大学、京都大学を経て、2000年から国際基督教大学に在職。現在、教養学部教授。専門は代数幾何学、特にホッジ理論で、リーマン面のモジュライの共形場理論への応用も研究している。
 著書に、『複素構造の変形と周期』(岩波書店、上野健爾氏と共著)、『基礎と応用 ベクトル解析』(サイエンス社)、『圏と加群』(朝倉書店)、翻訳に『数え上げ幾何と弦理論』(S.カッツ著、日本評論社)がある。

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