講座詳細

大人のための音読講座・三鷹ゆかりの作家たち(95)
小山清「早春」(その1)

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講座趣旨

特定非営利活動法人みたか都市観光協会企画講座
大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)
三鷹ゆかりの作家・作品たち

 これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか?ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
 台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
 講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付きの講座です。

 

講座概要

講座日程 2021年 4月18日 (日)
時間 10:30〜12:30
定員 10 人 (先着制)
回数 1回
受講料 一     般 2,000 円
市     民 1,600 円
市民在勤・在学 1,600 円
市 民 学 生 1,200 円
会     員 1,000 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 3月9日(火) 午前9時30分〜4月17日(土)午後8時

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日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
4月18日
10時30分〜12時30分 三鷹ネットワーク大学 原 きよ 小山清「早春」(その1)
 太宰治を慕い、門人としても知られる小山清(1911-1965)を取り上げます。小山は、太宰が疎開中、太宰の三鷹の家を守っていました。アンデルセンをこよなく愛していた小山のロマンチックな作品は、強い印象はないものの、読後、爽やかな気持ちにさせてくれます。今回取り上げる「早春」(『犬の生活』筑摩書房、1955年)もそのような作品のひとつです。
 舞台は戦後の武蔵野市。羽村から奉公でやってきたおきぬは下宿人の山田嘉吉と雰囲気が似通っています。山田が風邪で寝込んだことを通じて、2人がだんだん親しくなっていくお話です。その何気ない日常の中に、戦後まもない頃の町の様子や人々の暮らしぶりを感じながら、音読していきましょう。

講師

原 きよ(はら きよ) フリーアナウンサー・朗読家
 元OBS大分放送アナウンサー。三鷹ゆかりの作家、太宰治の作品朗読に力を入れ、映画「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」では、メイキングドキュメンタリーで原作朗読を務めた。生誕100年からは、毎年、生誕祭の6月19日に、太宰の生地、青森県五所川原市金木「太宰治疎開の家 津島家新座敷」での朗読会に出演。演奏家との共演も好評で、ピアノ、ハープ、月琴、リュートなど、様々な楽器とのコラボ作品のレパートリーも多い。
 文化庁「文化芸術による子供育成総合事業」登録アーティスト。

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