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講座詳細

三鷹・多摩の江戸時代――地域形成史の視点から
みたか地球市民講座 基礎講座

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講座趣旨

みたか地球市民講座 基礎講座
「みたか地球市民講座」とは
(1)「不安な時代」を生き抜くための学び
 終身雇用の崩壊、新型コロナウイルス感染症の流行など、先行きの見えない「不安な時代」にわたしたちは生きています。こうした時代にこそ、学びを通して確かな視座を構築していきましょう。
(2) 地域から世界を考える
 地域から国全体や世界を考える、ボトムアップ型の講座です。三鷹という地域にいかりを下ろし、そこから地域や世界を見渡し、一緒にじっくり考えていきましょう。
(3)地域の“大学”としての新たな取り組み
 三鷹ネットワーク大学は地域性を生かし、コミュニティを育み、学びを創出する、地域の“大学”です。「みたか地球市民講座」を通して、みなさんと協働して新たな学びを創っていきましょう。
 
基礎講座では、主に三鷹、多摩というローカルな視点から学んでいきます。「みたか地球市民講座」の基礎となる講座です。

「三鷹・多摩の江戸時代――地域形成史の視点から」
 地域社会がどのように形成されてきたのか、今回は江戸時代を中心にその地域形成史を講義していくことにします。三鷹市域は江戸・東京の近郊として発展してきた歴史があります。そして、その三鷹市域が立地する多摩地域は豊かな自然環境の中で独自の歴史を展開してきています。三鷹市域の歴史とともに広くそれら多摩地域の歴史にも触れながら地域の歴史を明らかにしたいと思います。受講生の皆様にはその歴史の学びを通して現代を生きる市民として地域社会の課題やあり方を考え理解する手掛かりを探っていって欲しいと思います。

緊急事態宣言に伴い、日程が変更になりました。
5月15日(土)がなくなり、7月18日(日)が振替日となります。ご了承ください。

講座概要

講座日程 2021年 4月24日 (土)
 〜2021年 7月18日 (日)
時間 下記をご確認ください。
定員 24 人 (先着制)
回数 5回 通し受講
受講料 一     般 3,000 円
市     民 2,500 円
市民在勤・在学 2,500 円
市 民 学 生 2,500 円
会     員  円
難易度 ★★☆
会 場 下記をご確認ください。
受付期間 3月23日(火) 午前9時30分〜4月23日(金)午後8時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
4月24日
14時00分〜15時30分 三鷹ネットワーク大学 馬場 憲一 江戸幕府の支配体制と三鷹
 徳川家康は江戸入部後に関東の支配体制を整備していくが、その中での徳川家臣団の配置や、三鷹に知行地を与えられた柴田勝家子孫の動向や陣屋支配などを明らかにする。
第2回
6月 5日
14時00分〜15時30分 三鷹ネットワーク大学 馬場 憲一 武蔵野への入植と新田開発
 広漠たる原野が続く武蔵野の本格的な開発は江戸時代初めに遡る。その開発は土豪的農民などによって取り組まれてきているが、それらの諸相を三鷹の事例なども含め明らかにする。
第3回
6月19日
14時00分〜15時30分 三鷹ネットワーク大学 馬場 憲一 鷹場の成立と農民生活
 江戸の周辺に位置する三鷹には鷹場が設けられていた。鷹場は治安・警察力を補完する機能も有し、農民たちの生活にも大きく影響を与えていた。その様相を明らかにする。
第4回
6月26日
14時00分〜15時30分 三鷹ネットワーク大学 馬場 憲一 江戸文人と名所井の頭の成立
 古社と自然環境に恵まれた「井の頭」は古くからの由緒を持つ場所であったが、江戸中期以降に江戸文人の来訪によって「名所」化されてきているので、その動向を明らかにする。
第5回
7月18日
14時00分〜15時30分 三鷹ネットワーク大学 馬場 憲一 幕末・維新期の農民の動向と治安維持
 幕府は江戸後期に関東取締出役や寄場組合村を創設し関東農村の治安維持に努めている。そのような中にあって三鷹地域をはじめ多摩地域の農民の動向を明らかにする。
※ 7月18日(日)に変更になりました。ご注意ください。

講師

馬場 憲一(ばば けんいち) 法政大学 名誉教授
 法政大学大学院修了。1976年〜2000年まで東京都教育庁に学芸研究職として在職し、文化財の調査・研究等に従事。2000年〜2018年まで法政大学教授。専門は歴史学(地域史学)、文化遺産学。博士(文学)。現在は法政大学エコ地域デザイン研究センター客員研究員、三鷹市文化財保護審議会会長。
 著書に『近世都市周辺の村落と民衆』、『地域文化政策の新視点−文化遺産保護から伝統文化の継承へ』(いずれも雄山閣)などがある。

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