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講座詳細

数学はこんなに面白い!12・6月
超関数とは

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講座趣旨

東京女子大学寄付講座
数学はこんなに面白い!12
 現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうしてその応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。
 月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
 数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。     
 2021年度も毎月1回開催していきます。

※新型コロナウイルス感染症予防のため、講座会場では、(1)2方向の扉・窓を開けて換気を行い、(2)受講者の間隔を1メートル以上確保し、(3)近距離での会話・発話を回避

講座概要

講座日程 2021年 6月 3日 (木)
時間 10:00〜11:30
定員 25 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 5月6日(木)午前9時30分〜6月2日(水)午後9時 ※窓口申込:5月12日(水)午前9時30分〜6月2日(水)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
6月 3日
10時00分〜11時30分 三鷹ネットワーク大学 小林 一章 超関数とは
 Diracのδ-関数はx≠0でδ(x)=0,δ(0)=∞,∫_(-∞)∧(∞)δ(x)dx=1で与えられます。このδ-関数はリーマン積分でも、ルベーグ積分でも、数学的にはうまくとらえられませんでした。このような関数ともいえないものを超関数といいます。この超関数を定義から始めてどのように扱うかを解説します。

講師

小林 一章(こばやし かずあき) 東京大学名誉教授
 1940年東京都生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年か
ら東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学で80年代後半より結び目の研究を始め、その後空間グラフの研究に重心を移す。著書に『曲面と結び目
のトポロジー』(朝倉書店、1992年)、『空間グラフの理論』(培風館、1995年)など。
 (公財)数学オリンピック財団元理事長。 2019年秋の叙勲において瑞宝中綬章を受章。

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