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講座詳細

中央線沿線の文学風景IV 文学のなかの高円寺・阿佐ヶ谷(Aコース)
ー村上春樹や有吉佐和子の作品舞台を歩く

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講座趣旨

 
中央線沿線の文学風景IV 文学のなかの高円寺・阿佐ヶ谷
ー村上春樹や有吉佐和子の作品舞台を歩く

 三鷹をはじめとしたJR中央線沿線には、関東大震災や太平洋戦争での空襲さらに戦後の高度経済成長を契機に、多くの文学者が居住して珠玉の作品を発表し続け、現代文学に大きな影響を与えてきました。『中央線沿線の文学風景』シリーズは、著名な作家がどのように沿線地域を描いてきたのか、地域とどのように関わりを持ったのかなどを辿ることにより、文学作品を読む新たな楽しみを見つけるとともに、地域の魅力を再発見していく連続講座です。令和2年度より地域を定めて毎年開催しています。今回は、太宰治や井伏鱒二などが参集した「阿佐ヶ谷会」で知られるとともに、有吉佐和子や村上春樹の作品舞台でもある杉並区高円寺と阿佐ヶ谷周辺に光を当てます。

 教室で講座を受講するだけのAコースと、講座受講に加えて実際に文学作品の舞台を散策するBコース(講座、散策)の2つを用意しました。初めての参加でも、十分楽しめる内容です。A・Bいずれかのコースを選んでお申し込みください(Bコースは通し受講のみ)。同時に両方の申込はできません。

本ページは、座学のみのAコースです。
 

講座概要

講座日程 2023年 5月14日 (日)
時間 14:00〜15:30
定員 25 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
教 材 レジュメ等を配布
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 4月4日(火)午前9時30分〜5月13日(土)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
5月14日
14時00分〜15時30分 三鷹ネットワーク大学 矢野 勝巳 高円寺・阿佐ヶ谷の文学風景
 杉並区の高円寺・阿佐ヶ谷周辺は新宿から近く昭和戦前より「阿佐ヶ谷会」に代表されるように、多くの文学者が住み作品に描かれた地域です。 現代作品では、ねじめ正一『高円寺純情商店街』や山崎ナオコーラ『カツラ美容室別室』が高円寺の商店街周辺を描いています。また、三浦しをん『あの家に暮らす四人の女』では、都心に近い東京郊外である阿佐ヶ谷の今を語っています。 特に、有吉佐和子『恍惚の人』と村上春樹『1Q84』を中心に、中央線沿線のなかの高円寺・阿佐ヶ谷の特徴を考えていきます。

講師

矢野 勝巳(やの かつみ) 元 三鷹市山本有三記念館 館長
 法政大学社会学部卒。1978年三鷹市役所入庁。長年生涯学習や文化事業に携わる。文学関連では、『没後50年太宰治展 心の王者』や太宰治文学サロン及び『三鷹市市制施行60周年記念展 三鷹ゆかりの文学者たち』等の企画・実施を担当する。三鷹市山本有三記念館館長及び三鷹市文芸担当課長を歴任。三鷹市役所退職後は、中央線沿線ゆかりの文学者や沿線を描いた作品の調査研究を行っている。著書に、三鷹ネットワーク大学連続講座『中央線沿線の文学風景』をはじめとした講演の内容を元にして深掘りした『文学する中央線沿線』(2023年5月1日発行、ぶんしん出版)および『歴史的環境の形成と地域づくり』共著(2005年、法政大学地域研究センター叢書/名著出版)、季刊『多摩のあゆみ』(たましん地域文化財団)等への執筆。

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