講座詳細

三鷹の夜☆月いち読書会 (第21回)
科学と文学の間(あわい)に

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講座趣旨

三鷹の夜☆月いち読書会〜科学と文学の間(あわい)
 三鷹ネットワーク大学では、月1回夜の読書会を開催しています。本や読書に関心のある方を対象に、毎月1冊の本をめぐって楽しく語り合い、交流する場です。毎月のテーマ本をあらかじめお知らせして、SFを中心に、国内外の短編・中編の文学作品を幅広く読んでいきます。ちょっと非日常の世界に遊んでみませんか?
 興味のある方、ぜひお気軽にお集まりください。

※ 課題図書はご自身で用意してください。
 本講座は、対話型のため、マスクの着用を推奨します。

【今後の予定】
 
第22回は2023年7月7日(金)です。

講座概要

講座日程 2023年 6月 2日 (金)
時間 19:00〜20:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
教 材 カート・ヴォネガット「ジェニー」 【所収】『人みな眠りて』〈河出文庫〉、 『カート・ヴォネガット全短篇2 バーンハウス効果に関する報告書』〈早川書房〉
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 5月9日(火)午前9時30分〜 6月1日(木)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
6月 2日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 空犬 太郎  この読書会は、あくまで、本を楽しむ、読書を楽しむためのものです。作品を文学的に読み解くような、文学研究の会ではありません。読み方は自由。誤読を心配する必要も、感想をうまくことばにする必要もありません。そんな気軽な読書会を一緒に楽しみませんか。
【課題図書について】
 今回の課題作品はカート・ヴォネガット「ジェニー」。《冷蔵庫の体に人間の顔をつけた人工美女をトラックに積んで家電製品のセールス旅行に全米をまわる天才科学者》を描いた作品(訳者あとがきより)というあらすじを読んでも何のことやらという感じで、訳者も短篇集収録作品中もっとも風変わりだとする作品です。へんてこな物語のなかに、作者らしいユーモアとアイロニーがよく出ている本作を一緒に楽しんでみませんか。
【選書ポイント】
 SF好きだけでなく文学好きに広く愛され、日本でも大人気の作家、カート・ヴォネガット。亡くなったのは15年以上前ですが、没後にも未発表作品集が複数刊行されたり雑誌の特集が組まれたりと、今もその人気は衰えません。ヴォネガットは長編で本領を発揮した作家ですが、短編にも味わい深い作品がたくさんあります。米国の雑誌文芸黄金時代といっていい1950〜60年代の雰囲気を味合わせてくれる、ちょっと変わった、そしてこの作者らしい作品です。余力のある方は「2BR02B」(『バゴンボの嗅ぎたばこ入れ』ハヤカワ文庫SF、『カート・ヴォネガット全短篇4 明日も明日もその明日も』早川書房所収)も併せてどうぞ。

講師

空犬 太郎(そらいぬ たろう) 編集者、ライター
 1968年生まれの編集者・ライターです。ブログ「空犬通信」とツイッターで本・本屋関連情報を日々発信しています。読書以外の趣味は音楽で、ギターとアナログレコードを偏愛しています。編著書(いずれも共著)に、『ぼくのミステリ・クロニクル』(国書刊行会)、『定本 本屋図鑑』(夏葉社)があります。

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