講座詳細

災害対応のためのロボット技術とその社会実装

B1652900

講座趣旨

 「ヒッグス粒子」「宇宙のスプライト」「深海のダイオウイカ」など、科学の世界にはこれまで知られていなかった驚きの事実がたくさんあります。また、日常生活の中にも科学の眼を通してみると、まったく新しい視点がひらけてくるようなできごとが数多く散らばっています。こうした誰にでも興味が持てるような題材を選んで、その核心にわかりやすくせまっていこうというのが、この講座のねらいです。講師の方々と気軽にディスカッションをしましょう。

 これまで、福島原発の事故対応、廃炉において、様々なロボット技術が活用されているが、事故直後は、迅速かつスムーズにロボット技術を導入することが困難であった。災害時には、人間が立ち入ることが困難、危険、不可能な環境が多く、ロボットの投入が期待されているものの、その社会実装は容易ではない。本講座では、東日本大震災の災害対応や福島原発の事故対応・廃炉において活用されたロボット技術を紹介するとともに、今後、災害への備えとして、災害対応ロボットの社会実装を進める上で何をなすべきか、産業競争力懇談会の提言を中心に議論し、その実現に向けて、現在行われている様々な活動や今後の課題について述べる。

講座概要

講座日程 2016年 9月15日 (木)
時間 19:00〜20:30
定員 50 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 8月9日(火)午前9時30分より

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
9月15日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 淺間 一 東京大学大学院 工学系研究科 教授

講師

淺間 一(アサマ ハジメ) 東京大学大学院 工学系研究科 教授
 1984年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。1986年理化学研究所研究員補。同研究員、副主任研究員等を経て、2002年東京大学人工物工学研究センター教授。2009年同大学院工学系研究科教授。2009年日本機械学会ロボメカ部門功績賞等受賞。サービスロボティクス、自律分散・空間知能化、移動知・脳内身体表現、サービス工学の研究等に従事。日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門長(2007年)。日本ロボット学会副会長(2011年-2012年)。サービス学会理事(2013年)。日本機械学会理事(2014年-)。日本機械学会フェロー。日本ロボット学会フェロー。工学博士(東京大学)。

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