講座詳細

アストロノミー・パブ2016年9月 
ブラックホール噴出流の根元に迫る

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講座趣旨

 アストロノミー・パブとは、市民と専門家との間の相互コミュニケーションを目的とした、サイエンス・カフェの天文版です。ホストとゲストによる「トークタイム」、その後は講師や参加者同士と自由に対話を楽しむ立食形式の「パブタイム」です。普段から疑問に思っている事や自分のアイデアを、講師や参加者同士で楽しく語り合いましょう。  銀河中心に鎮座する巨大質量ブラックホールの多くは「ジェット」と呼ばれる高速の噴出流を伴う。その速度は光速の99%以上で、銀河の大きさをはるかに超えた領域にまで伸びる、とてつもなく壮大な現象だ。ジェットが最初に発見されてから間もなく100年となるが、その形成原因には多くの謎が残されている。アルマ望遠鏡を含む世界の観測網が、その原因を探るべく、ジェットの根元を撮像する観測をいよいよ開始する。その最前線を紹介する。

講座概要

講座日程 2016年 9月17日 (土)
時間 18:30〜20:30
定員 25 人 (定員を超えた場合は抽選です)
回数 1回
受講料 3,000 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
申し込み Web、FAX、窓口、郵送
受付期間 8月9日(火)の午前9時30分〜8月30日(火)午後5時まで

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
9月17日
18時30分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 ゲスト:永井 洋 国立天文台チリ観測所 特任准教授
ホスト:平松 正顕 国立天文台チリ観測所 助教

講師

永井 洋(ナガイ ヒロシ) 国立天文台チリ観測所 特任准教授
 1979年、神奈川県生まれ。博士(理学)。専門は電波天文学で、巨大質量ブラックホールから噴出する相対論的ジェットの研究を行う。総合研究大学院大学で学位取得後、2007年国立天文台研究員、2010年宇宙科学研究所招聘職員を経て、2011年5月より国立天文台アルマ推進室(現チリ観測所)に着任。アルマ東アジア地域センターにて、アルマ観測データの品質管理を取りまとめる‘データ解析マネジャー’を務め、アルマユーザーのサポート業務に携わる。日本酒、イタリアワインをこよなく愛する。
平松 正顕(ヒラマツ マサアキ) 国立天文台チリ観測所 助教
 1980年、岡山県生まれ。博士(理学)。専門は電波天文学。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻での大学院生時代を国立天文台三鷹で過ごし、2008年から台湾中央研究院天文及天文物理研究所で研究に従事。11年3月より、国立天文台アルマ推進室(現チリ観測所)助教・教育広報主任を務める。天文学普及プロジェクト「天プラ」の共同設立者として様々な天文グッズ開発やイベント企画にも参加。

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