講座詳細

数学はこんなに面白い!10 9月 特別編
トポロジカル医用画像解析

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講座趣旨

数学はこんなに面白い!10
 現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうして、その応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。
  月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
 数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。
 

講座概要

講座日程 2019年 9月 5日 (木)
時間 10:00〜11:30
定員 30 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 8月6日(火)午前9時30分より

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
9月 5日
10時00分〜11時30分 三鷹ネットワーク大学 小林 一章
古徳 純一
対象の中から、伸びたり縮んだりしても変わらない性質に注目する数学のことをトポロジーと呼びます。トポロジーの分野は,計算機との融合が近年盛んに進み、様々なデータに対して応用されています。今回は、医用画像解析にトポロジーを応用する話をしていきたいと思います。

講師

小林 一章(こばやし かずあき) 東京女子大学名誉教授
 1940年東京生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年から東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学で80年代後半より結び目の研究を始め、その後空間グラフの研究に重心を移す。著書に「曲面と結び目のトポロジー」(朝倉書店)、「空間グラフの理論」(培風館)など。(公財)数学オリンピック財団元理事長。
古徳 純一(ことく じゅんいち) 帝京大学大学院医療技術学研究科教授
 1977年茨城県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了、博士(理学)。大学院時代から宇宙物理の分野で、新しい観測機器の開発に取り組む。現在は、医学物理分野で医療を数理の力で前進させる研究を行っている。「放射線計測学」(通商産業研究社)、「Juliaデータサイエンス」(エヌ・ティー・エス)など。

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