講座詳細

大人のための音読講座・三鷹ゆかりの作家たち(76)
〜太宰 治「未帰還の友に」よりその2〜

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講座趣旨

大人のための音読講座・三鷹ゆかりの作家たち
 これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか?ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
 台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
 講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付の講座です。
 8月の音読講座でも同じテーマを取り上げましたが、「その2」からでも受講可能です。

講座概要

講座日程 2019年 9月 8日 (日)
時間 10:30〜12:30
定員 10 人 (先着制)
回数 1回
受講料 一     般 2,000 円
市     民 1,600 円
市民在勤・在学 1,600 円
市 民 学 生 1,600 円
会     員 1,000 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 8月6日(火)午前9時30分より

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
9月 8日
10時30分〜12時30分 三鷹ネットワーク大学 原 きよ  今年、生誕110年を迎える太宰治。生誕100年にあたる2009年から毎年6月19日に、太宰の故郷である青森県五所川原市金木で、講師(原きよ)は朗読を続けてきました。今回の作品は、太宰の故郷で今年、朗読した作品です。
 丙種で入隊できなかった太宰は、戦争そのものは書かず、戦争を経験した友人や師弟のことを思いやりの情を込めて綴りました。「未帰還の友」となった鶴田君、彼の告白に自責の念を感じた「私」は、彼を愛したマサ子を訪ねます。しかし、マサ子は家族とともに行方知らずに・・・余韻の残る結末に太宰作品の魅力を感じます。

講師

原 きよ(はら きよ) フリーアナウンサー・朗読家
 元OBS大分放送アナウンサー。三鷹ゆかりの作家、太宰治の作品朗読に力を入れ、映画「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」では、メイキングドキュメンタリーで原作朗読を務めた。生誕100年からは、毎年、生誕祭の6月19日に、太宰の生地、青森県五所川原市金木「太宰治疎開の家 津島家新座敷」での朗読会に出演。生誕110年の今年は、11月7日(木)に三鷹市芸術文化センター星のホールにて、「太宰の母へ寄せる思い」をテーマに朗読会を開催予定。

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