講座詳細

大人のための音読講座 三鷹ゆかりの作家・作品たち (110)
森 鴎外「山椒大夫」(その2)

B2251100.pdf

講座趣旨

大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)
 これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか? ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
 台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
 講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付きの講座です。

【これまでに参加された受講生の声】
・先生がひとりひとりとても丁寧に講評してくださったのがありがたかったです。(40代)
・自分の音で読む楽しさや、人の読むのを聞く楽しみもわかりました。(60代)
・気持ちが徐々に解放されて、素直に声が出るようになり、自分でもびっくりです。(60代)
・声を出して読むのは楽しい。思いを込めて読むとストレス解消になります。(60代)
・音読の楽しさに感激しました。(70代)

 次回の「大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)三鷹ゆかりの作家・作品たち」は、8月27日(土)を予定しています。

講座概要

講座日程 2022年 7月20日 (水)
時間 10:30〜12:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 一     般 2,000 円
市     民 1,600 円
市民在勤・在学 1,600 円
市 民 学 生 1,200 円
会     員 1,000 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 6月21(火)午前9時30分〜7月19日(火)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
7月20日
10時30分〜12時30分 三鷹ネットワーク大学 原 きよ 森 鴎外「山椒大夫」(その2)
 太宰治と同様、三鷹市の禅林寺に眠る森鴎外。先月から四回に渡って、鴎外の有名な作品「山椒大夫」をとりあげます。前回は、母親と男女二人の子供が女中を伴って父親を捜す旅の途中、親切に宿を貸してくれた山岡大夫の勧めで、いよいよ舟に乗るというところまででした。しかし、母親は、山岡大夫にただならぬものを感じていたのです。
 その不安が的中。四人は二艘の船に二人ずつ、一艘には子供たち、もう一艘には母親と女中が乗せられ、行き先は同じか…という心配も束の間、二艘の舟は、南北に分かれてそれぞれ漕ぎ出して行きます。≪「あれあれ」と呼びかわす親子主従は、ただ遠ざかり行くばかりである…≫ 劇的な悲しい場面、想像力を逞しくして音声にしましょう。

講師

原 きよ(はら きよ) フリーアナウンサー・朗読家
 元OBS大分放送アナウンサー。三鷹ゆかりの作家、太宰治の作品朗読に力を入れ、映画「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」では、メイキングドキュメンタリーで原作朗読を務めた。演奏家との共演も好評で、ピアノ、ハープ、月琴、リュートなど、様々な楽器とのコラボも多い。文化庁「文化芸術による子供育成総合事業」登録アーティスト。

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