講座詳細

三鷹の夜☆月いち読書会 (第22回)
―科学と文学の間(あわい)に

B2350700.pdf

講座趣旨

三鷹の夜☆月いち読書会〜科学と文学の間(あわい)
 三鷹ネットワーク大学では、月1回夜の読書会を開催しています。本や読書に関心のある方を対象に、毎月1冊の本をめぐって楽しく語り合い、交流する場です。毎月のテーマ本をあらかじめお知らせして、SFを中心に、国内外の短編・中編の文学作品を幅広く読んでいきます。ちょっと非日常の世界に遊んでみませんか?
 興味のある方、ぜひお気軽にお集まりください。

※ 課題図書はご自身で用意してください。
 本講座は、対話型のため、マスクの着用を推奨します。

【今後の予定】
 
第23回は2023年8月2日(水)です。
※曜日が金曜日から変更になっています

講座概要

講座日程 2023年 7月 7日 (金)
時間 19:00〜20:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
教 材 絲山秋子「海の仙人」 【所収】『海の仙人・雉始なく(*なく=句+隹)』〈河出文庫〉、 『海の仙人』〈新潮文庫〉
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 6月6日(火)午前9時30分〜 7月6日(木)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
7月 7日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 空犬 太郎  この読書会は、あくまで、本を楽しむ、読書を楽しむためのものです。作品を文学的に読み解くような、文学研究の会ではありません。読み方は自由。誤読を心配する必要も、感想をうまくことばにする必要もありません。そんな気軽な読書会を一緒に楽しみませんか。
【課題図書について】
 今回の課題作品は絲山秋子「海の仙人」。《宝くじに当たった河野は会社を辞め敦賀に引っ越した。何もしない静かな日々に役立たずの神様・ファンタジーが訪れ、奇妙な同居が始まった》(版元の内容紹介より)。2005年には第55回芸術選奨文部科学大臣新人賞を本作で受賞。いとうしんじが河出文庫版の解説で《過去現在未来をとおし、日本語で書かれた作品として、もっともたいせつな小説》だと絶賛する本作を一緒に読んでみましょう。
【選書ポイント】
 絲山秋子は『袋小路の男』で川端康成文学賞を、『沖で待つ』で芥川龍之介賞を、『薄情』で谷崎潤一郎賞受賞するなど、実力と人気を兼ね備えた書き手の一人。《一年間で絲山秋子が読んだもののなかで一番面白かった本》(作家の公式サイトより)に「絲山賞」を授けたり、地元前橋の書店内に絲山房というコーナーを設けて執筆風景を一般公開したりなど、ユニークな活動も。本作は、この作家の本領が発揮された、読後、長く心に残る作品です。  

講師

空犬 太郎(そらいぬ たろう) 編集者、ライター
 1968年生まれの編集者・ライターです。ブログ「空犬通信」とツイッターで本・本屋関連情報を日々発信しています。読書以外の趣味は音楽で、ギターとアナログレコードを偏愛しています。編著書(いずれも共著)に、『ぼくのミステリ・クロニクル』(国書刊行会)、『定本 本屋図鑑』(夏葉社)があります。

戻る