講座詳細

三鷹の夜☆月いち読書会 (第47回) 8月
〜科学と文学の間(あわい)に〜

※用紙で受講者登録または講座申し込みをされる場合は上記からダウンロードしてください。

講座趣旨

三鷹の夜☆月いち読書会〜科学と文学の間(あわい)
 三鷹ネットワーク大学では、月1回夜の読書会を開催しています。本や読書に関心のある方を対象に、毎月1つの作品をめぐって楽しく語り合い、交流する場です。毎月のテーマ作品をあらかじめお知らせして、SFを中心に、国内外の短編・中編の文学作品を幅広く読んでいきます。ちょっと非日常の世界に遊んでみませんか?
 興味のある方、ぜひお気軽にお集まりください。

※ 課題作品はご自身で用意してください。

【今後の予定】
 2025年4月に始まった第5期では、松崎有理、村田沙耶香ら日本人作家のほか、英語圏以外の海外文学作品、アジアの翻訳文学作品も取り上げる予定です。
 第48回は、9月5日金曜日です。


 

講座概要

講座日程 2025年 8月 1日 (金)
時間 19:00〜20:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
教 材 海野十三(うんのじゅうざ)「盗まれた脳髄」 (新保博久編・海野十三『盗まれた脳髄 帆村荘六のトンデモ大推理』〈河出文庫〉所収)
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 7月8日(火)午前9時30分〜7月31日(木)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
8月 1日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 空犬 太郎  この読書会は、あくまで、本を楽しむ、読書を楽しむためのものです。作品を文学的に読み解くような、文学研究の会ではありません。読み方は自由。誤読を心配する必要も、感想をうまくことばにする必要もありません。そんな気軽な読書会を一緒に楽しみませんか。
【読書会の流れ】本読書会は3部構成です。
第1部 参加者のみなさんの感想・意見など(30分程度)
第2部 第1部で出た感想・意見をもとにしたディスカッション(30分程度)
第3部 講師による解説・まとめ(30分程度)
【課題作品について】
 今回の課題作品は海野十三「盗まれた脳髄」。短編集『盗まれた脳髄 帆村荘六のトンデモ大推理』(河出文庫)に収録されています。収録作品集の副題にもある通り、現代の読者の眼で見ると、物語・設定・解決、いずれにも“とんでも”な感じがあふれているように見えるかもしれませんが、それも込みで楽しみたい作品です。「日本SFの父」ともされる著者が生み出した科学探偵・帆村荘六が活躍する作品を一緒に読んでみましょう。
【選書ポイント】
 海野十三は1897(明治30)年生まれの作家。日本SFの父、日本SFの始祖の一人、などとされる先駆的な存在で、星新一・小松左京・筒井康隆・手塚治虫ら、後続のSFの書き手、科学と文学の間で活躍する書き手たちに大きな影響を与えました。現在、世田谷文学館で、「海野十三と日本SF」展が開催されています(9/28まで)。

講師

空犬 太郎(そらいぬ たろう) 編集者・ライター
 1968年生まれの編集者・ライターです。ブログ「空犬通信」とX(旧ツイッター)で本・本屋関連情報を日々発信しています。読書以外の趣味は音楽で、ギターとアナログレコードを偏愛しています。編著書(いずれも共著)に、『ぼくのミステリ・クロニクル』(国書刊行会)、『定本 本屋図鑑』(夏葉社)があります。

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