講座詳細

理論と実験の大いなるパイオニア
〜日本現代物理学の父仁科芳雄博士と我が国加速器科学の創始〜

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講座趣旨

 AI(人工知能)が囲碁や将棋で人間に勝ち、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)が私たちの生活や産業を大きく変えています。また、宇宙ではダークマターやダークエネルギーの存在が明らかになり、アインシュタインが出した宿題の重力波まで発見されました。
 こうした最先端の科学や技術の課題を取り上げ、多くの方々にわかりやすく紹介するのが、本講座のねらいです。市民の方々のご参加をお待ちしております。

 我が国で最初のサイクロトロンを創りあげ、その応用分野を拡げ、加速器科学の礎を築いた「仁科芳雄」博士。その精神と実像に迫る。

【仁科芳雄博士略歴】(1890〜1951)
岡山県生まれ。量子力学の成立期にその主要な舞台となったデンマ−ク・コペンハーゲンのボ−ア研究所で研究生活を過ごした。帰国後、仁科研究室を立ち上げ、日本の核物理学の指導者として湯川秀樹、朝永振一郎らの多くの優れた研究者を育てた。研究者として、さらに、経営者として日本の科学界の発展に偉大な足跡を残した。
 1918年 理研研究生
 1931年 仁科研究室創設
 1946年 理化学研究所第4代所長
 1948年 株式会社 科学研究所社長

講座概要

講座日程 2017年11月16日 (木)
時間 19:00〜20:30
定員 50 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 10月17日(火)午前9時30分より

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
11月16日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 矢野 安重 公益財団法人仁科記念財団常務理事、国立研究開発法人理化学研究所名誉研究員

講師

矢野 安重(やの やすしげ) 公益財団法人仁科記念財団常務理事、国立研究開発法人理化学研究所名誉研究員
 1979年東京大学大学院博士課程修了、理学博士。翌年に理化学研究所に入所以来、一貫して重イオン加速器と大型実験装置の開発・建設に従事。世界に冠絶するRIビ−ム発生能力を持つRIビ−ムファクトリ−を提唱し建設を指導。併せて加速器の応用研究も推進。初代仁科加速器研究センター長。
 これまで様々な角度から仁科芳雄研究を展開しており、講演、取材等多数。

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