講座詳細

古くて新しい微生物利用の話

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講座趣旨

 AI(人工知能)が囲碁や将棋で人間に勝ち、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)が私たちの生活や産業を大きく変えています。また、宇宙ではダークマターやダークエネルギーの存在が明らかになり、アインシュタインが出した宿題の重力波まで発見されました。
 こうした最先端の科学や技術の課題を取り上げ、多くの方々にわかりやすく紹介するのが、本講座のねらいです。市民の方々のご参加をお待ちしております。

 微生物は、古くから酒や味噌、醤油などの発酵食品づくりに利用されてきました。抗生物質が発見されると広く医薬品生産に用いられるようになりました。アミノ酸や核酸の工業生産も行われてきました。近年、遺伝子組み換え技術の開発がきっかけとなりバイオテクノロジーの発展とともに微生物利用技術が驚異的に進歩しました。全ゲノム解読、オミックス解析、単一細胞利用技術、ゲノム編集など次々新技術が開発されています。
 具体例としてこれまで我々が取り組んできた、ナノ磁石やオイルを作る微生物の話を紹介します。

講座概要

講座日程 2018年10月18日 (木)
時間 19:00〜20:30
定員 50 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 9月18日(火)午前9時30分より

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
10月18日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 松永 是
東京農工大学特別招聘教授(前学長) 早稲田大学理工学術院総合研究所上級研究員/研究院教授

講師

松永 是(まつなが ただし) 東京農工大学特別招聘教授(前学長)
早稲田大学理工学術院総合研究所上級研究員/研究院教授
 1979年東京工業大学博士課程修了後、1989年東京農工大学教授に就任し、2011年から2017年まで東京農工大学学長を務めた。マリンバイオテクノロジー、磁性細菌、セルチップやバイオセンサー、バイオエレクトロニクス等を専門とし、原著論文は380を超える。
 カーネギー財団カーネギーセンテナリー教授賞(2003年)等を受賞した他、電気化学会会長、International Marine Biotechnology Association会長等も歴任。
 現在も早稲田大学と東京農工大学で研究活動を続け、国内外のバイオテクノロジー分野の発展と社会貢献に取り組んでいる。

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