講座詳細

大嘗祭の始原を訪ねてシルクロードへ
“シルクロードの中の日本文化” (3)

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講座趣旨

“シルクロードの中の日本文化”
 古来日本には海の道を通じ多くの文化が入って来ました。古くは黒潮によって雲南の文化が運ばれ、その後シルクロード経由でギリシア、ペルシア、インド、ガンダーラの文化が流入してきました。それらを受け入れつつも日本は独自の文化的特性を保ちながら今日に至っております。
 新しい時代を迎えようとしている今、日本文化の核を再確認して、文化多元の世界の中で日本文化を世界の人々に発信していきましょう。

講座概要

講座日程 2019年11月16日 (土)
時間 14:00〜15:30
定員 40 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 10月23日(水)午前9時30分より

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日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
11月16日
14時00分〜15時30分 三鷹ネットワーク大学 欠端 實 大嘗祭の始原を訪ねてシルクロードへ
 11月14・15日は大嘗祭です。即位された年の新嘗祭は、「大嘗祭」と呼ばれ、戦前、最大の祝日でした。悠紀殿・主基殿において、アマテラス大御神に新穀を差し上げ、天皇も共に稲のいのちをいただき、いのちのヨミガエリを図ろうとするものです。世界においてこのようなアニミズム的内容(自然崇拝・自然信仰・万有仏性)を持った即位礼があるでしょうか? 西南シルクロード文化との関わりを見ながら日本文化の特色を探りあててみたいと思います。

講師

欠端 實(かけはた みのる) 麗澤大学 名誉教授、(一社)中日文化研究所 理事長
 1939年東京生まれ。早稲田大学大学院卒業後、麗澤大学教授(39年間)、早稲田大学非常勤講師(27年間)。2010年定年退職。現在、麗澤大学名誉教授、一般社団法人中日文化研究所理事長。
 専攻はシルクロード文化交流史、中国文化史、比較文化史(特に新嘗研究)。
 著書に『宇宙の心、自然の心』、『聖樹と稲魂』、『癒しの思想』(共著)、『文明の風土を問う』(共著)その他。広くシルクロード地帯を歩き、現在は日本の基層文化研究のため雲南省を中心に現地調査を続行中。

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