講座詳細

星空案内のための天文講座 (13期) 
―星空準案内人になって「星のソムリエみたか」を目指そう!

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講座趣旨

星空案内のための天文講座 
  夜空を見上げて、「星や星座の名前が言えたら…」「星座にまつわる物語や、星の生い立ちについて語れたら…」「望遠鏡が使えたら…」と思ったことはありませんか? 家族や友人のために、学校でのボランティア活動のために、地域で星を観る会を開くために。「星空案内のための天文講座」は、宇宙について学ぶだけではなく、学んだ知識を他の人に語れるようになるための連続講座です。
 「星空案内人(星のソムリエ)」は、「NPO法人小さな天文学者の会」でスタートした取り組みです。主催者の柴田晋平さん(元山形大学理学部教授)は「星空案内はハッピー2乗の法則」と解説しています。自分が星空について学んで豊かな気持ちになることが第一の幸せ。その知識を他の人に語り喜んでもらえることが第二の幸せ。だからハッピー2乗です!
 本講座では、出席やペーパーテスト合格などの所定の要件を満たすと「星空準案内人」の資格が認定されます。また、「星空準案内人」を取得した方には、後日「星空案内人(星のソムリエ)」を目指す講座も開催します。星空案内ボランティアを目指したいけれど、どのようにスタートしてよいかわからないという方。まずはこの講座を受講して、星空案内の世界を体験してみてください。
※「星のソムリエ」は、「星空案内人資格認定制度運営機構」の登録商標です。

講座概要

講座日程 2021年12月25日 (土)
 〜2022年 1月23日 (日)
時間 下記をご確認ください。
定員 20 人 (定員を超えた場合は抽選)
回数 5回
受講料 一     般 8,000 円
市     民 6,400 円
市民在勤・在学 6,400 円
市 民 学 生 4,800 円
会     員 4,000 円
教 材 テキスト、レジュメ資料ほか。別途、テキスト『星空案内人になろう!』(技術評論社、税別1,560円)を各自でご用意ください。
難易度 ★★☆
会 場 下記をご確認ください。
受付期間 11月9日(火)午前9時30分から11月30日(火)閉館まで

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
12月25日
14時00分〜17時40分 三鷹ネットワーク大学 (1) 縣 秀彦さん
(2) 山岡 均さん
(1) さあ、はじめよう
  星空観察に関する基礎知識
(2) 星空の文化に親しむ
  星空や宇宙に関係する文化やその背景に関する基礎知識
第2回
12月26日
13時30分〜17時00分 三鷹ネットワーク大学 (1) 梅本 智文さん
(2) 島田 敏弘さん
(1) 宇宙はどんな世界
 天文学、宇宙物理学に関する基礎知識
(2) 望遠鏡のしくみ
 天体望遠鏡の原理および構造、操作に必要な予備知識
第3回
1月 9日
10時00分〜16時10分 国立天文台4D2Uシアター 石川 直美さん
内藤 誠一郎さん
星座をみつけよう
 おもに肉眼による観察に関する基礎知識と技能
130分の講座を、午前(10:00 開始)と午後(14:00 開始)のグループ(各10人)に分けて行います。
第4回
1月16日
13時30分〜17時00分 三鷹ネットワーク大学 (1) 石崎 昌春さん、
星のソムリエみたかの皆さん
(2) 小野 智子さん
(1) 望遠鏡を使ってみよう
 望遠鏡の操作および観察に関する基礎知識と技能
(2) 星空案内の実際
 星空・宇宙をテーマにした教育・普及活動の実践的技能、本制度の趣旨の理解
第5回
1月23日
10時00分〜12時00分 三鷹ネットワーク大学 (1) 認定書授与式
 出席できない方には郵送にて授与します。
(2) 「みたか星空案内サポーター」制度の説明と活動報告
 (希望者のみ)

講師

縣 秀彦(あがた ひでひこ) 国立天文台天文情報センター普及室長・准教授
 1961年、長野県生まれ。教育学博士(東京学芸大学)。専門分野は天文教育。科学教育・科学コミュニケーションに関する研究などを手がける。
山岡 均(やまおか ひとし) 国立天文台天文情報センター長・准教授
 1965年、愛媛県生まれ。博士(理学)。専門は超新星をはじめとする突発天体現象と恒星の進化の理論的観測的研究。天文学の普及と広報に努めており、日本天文学会天文教育委員長、国際天文学連合天文アウトリーチ日本窓口などを歴任。
梅本 智文(うめもと ともふみ) 国立天文台 野辺山宇宙電波観測所・助教
 1961年、福岡県生まれ。東北大学大学院博士課程修了。理学博士。専門は電波天文学、星形成。 NHK教育テレビ高校講座・地学講師(2009〜12)。
島田 敏弘(しまだ としひろ) 株式会社ビクセン企画部宙EX課係長
 幼少時に見た北斗七星に興味を持ち、小学生時代から天体望遠鏡を使って天体観察に没頭。その趣味が高じて1993年に光学機器メーカーの株式会社ビクセンに入社。天体観察や天体写真撮影のカルチャースクール講師経験を活かし、現在は同社イベントスタッフとして、日本各地で星のイベント企画や運営などを担当。
星空案内人(星のソムリエ)。
石川 直美(いしかわ なおみ) 国立天文台天文情報センター特任専門員
 倉敷科学センターにて7年間、天文技師としてプラネタリウム解説などを勤めた後、2000年より現職。
内藤 誠一郎(ないとう せいいちろう) 国立天文台天文情報センター広報普及員
 大学院にて電波天文学を学び星形成過程の研究を行う。修士(理学)。天文学と社会とのコミュニケーション促進に取り組み、2012年から現職。
石崎 昌春(いしざき まさはる) 国立天文台天文情報センター広報普及員
 1961年、東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。95年、青年海外協力隊に入隊しエクアドルに赴任。98年より現職。
小野 智子(おの ともこ) 国立天文台天文情報センター 専門研究職員(広報専門員)
 1968年、青森県生まれ。94年より兵庫県立西はりま天文台公園・研究員、98年より現職。研究成果の広報とアウトリーチの仕事に従事。

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