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講座詳細

赤色立体地図で読み解く多摩・武蔵野の風景
―地形と歴史を生き生きと感じよう (玉川上水を歩く)

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講座趣旨

 『赤色立体地図』(※) は、実際の地形が急斜面ほどより赤く、尾根ほど明るく、谷ほど暗く表現された、地形をより直感的にわかる地形図です。航空レーザ計測結果を表現(可視化)するためにアジア航測株式会社の千葉達朗氏のグループにより2002年に開発されました。
 本講座はこの赤色立体地図を使って、多摩・武蔵野の地形的特徴を理解し、江戸時代の難工事で知られた「玉川上水」の流域数か所を実際に歩いてみます。2回の「座学」と1回の「実地踏査」により、わたしたちの生活の場でもある多摩・武蔵野の風景と歴史を新たな視点で実感するのが、本連続講座の目的です


https://www.rrim.jp/ 参照

実地踏査について】
・徒歩距離は合計約5km
持ち物は第2回講座で配布する資料(地図等)、必要に応じて飲み物、天候に応じて雨具等
・電車移動する区間の乗車賃はご自身で負担願います。
・原則雨天決行します。(天候によりコースを変更する場合があります。)
・三鷹ネットワーク大学が加入しているNPO活動保険適用対象となります(事故・怪我等の保障)。

講座概要

講座日程 2021年11月14日 (日)
 〜2021年11月28日 (日)
時間 下記をご確認ください。
定員 15 人 (先着制)
回数 3回 (通し受講のみ)
受講料 3,000 円
難易度 ★☆☆
会 場 下記をご確認ください。
受付期間 10月19日(火)午前9時30分〜11月13日(土)閉館まで

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
11月14日
10時30分〜12時00分 三鷹ネットワーク大学 千葉 達朗 赤色立体地図ことはじめ ―多摩丘陵で発見されたピラミッドと万里の長城
 「赤色立体地図」は、「必要は発明の母」という経緯から生まれました。二次元の図面である地形図の等高線だけでは、傾斜が緩い地形の凹凸や現在地の把握が難しいことから、こうした課題を解決するために開発された「赤色立体地図」で多摩丘陵を俯瞰します。「赤色立体地図」上で町田市に出現した「ピラミッド」、東京都・神奈川県境に見られる「万里の長城」など「謎の地形」を解説します。
第2回
11月21日
10時30分〜12時00分 三鷹ネットワーク大学 千葉 達朗 赤色立体地図で玉川上水を理解する
 「玉川上水」は、人口が急増した江戸の町に多摩川の水を運ぶために徳川幕府が1653年(承応2年)に開削した自然流下方式による導水路です。多摩川の羽村取水口からいくつかの段丘を這い上がるようにして武蔵野台地の稜線(尾根)に至り、そこから尾根筋を巧みに引き回して四谷大木戸(新宿区)まで到達する全長約43キロメートルの水路ですが、標高差は約92メートルと、水平距離100mごとにわずか21cm下るだけの緩い傾斜となっています。
 本講座では、「赤色立体地図」を使って武蔵野台地の尾根筋や崖線、谷間を把握しながら、江戸時代初期の土木技術者たちがどのように自然の地形を克服し、「玉川上水」の流路を設定していったかを考察します。
第3回
11月28日
09時30分〜13時00分 実地踏査
(玉川上水〔羽村市・立川市〕)
千葉 達朗 赤色立体地図を見ながら玉川上水を歩く
 徳川幕府から「玉川上水」の土木工事を請け負った玉川兄弟は、水路のルート設定で二度失敗し、川越藩主・松平信綱の家臣で「野火止用水」の開削者として知られる安松金右衛門の設計により、羽村に取水口を決定し、工事を成功に導いたと言われています。本講座では、実際に「玉川上水」上流部に足を運び、「赤色立体地図」を使いながら、羽村取水口や金毘羅橋(立川市砂川町)などを歩き、地形と歴史を実感します。

[実地踏査の行程]
 午前9時30分にJR青梅線・羽村駅改札に現地集合、徒歩で羽村取水堰、玉川兄弟像、羽村導水ポンプ場を経て羽村駅に戻ります。
 その後、西武拝島線・武蔵砂川駅へ移動(鉄道乗車)。玉川上水沿いに歩き、金毘羅橋と金毘羅山を視察。
 武蔵砂川駅へ午後1時ごろ戻り現地解散します。

講師

千葉 達朗(ちば たつろう ) アジア航測先端技術研究所 千葉研究室 室長・フェロー
 宮城県石巻市生まれ。1979年日本大学文理学部応用地学科卒。同大学院、同教室副手を経て、1989年からアジア航測株式会社勤務。現在、同社先端技術研究所千葉研究室室長。専門は火山と地形地質で、2002年に「赤色立体地図」を開発。1枚の画像で立体的に見える「赤色立体地図」はNHK総合テレビ番組「ブラタモリ」等でも利用されるようになった。2021年秋、恩師の遠藤邦彦・日本大学文理学部名誉教授らと連名で、地形分類の研究「武蔵野台地の新たな地形区分」で日本第四紀学会論文賞を受賞。

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