講座詳細

三鷹の夜☆月いち読書会 (第49回) 10月
〜科学と文学の間(あわい)に〜

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講座趣旨

三鷹の夜☆月いち読書会〜科学と文学の間(あわい)
 三鷹ネットワーク大学では、月1回夜の読書会を開催しています。本や読書に関心のある方を対象に、毎月1つの作品をめぐって楽しく語り合い、交流する場です。毎月のテーマ作品をあらかじめお知らせして、SFを中心に、国内外の短編・中編の文学作品を幅広く読んでいきます。ちょっと非日常の世界に遊んでみませんか?
 興味のある方、ぜひお気軽にお集まりください。

※ 課題作品はご自身で用意してください。

【今後の予定】
 2025年4月に始まった第5期では、村田沙耶香ら日本人作家のほか、英語圏以外の海外文学作品も取り上げる予定です。
 第50回は、11月7日金曜日です。
 

講座概要

講座日程 2025年10月 3日 (金)
時間 19:00〜20:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
教 材 江波(ジャン・ボー)「宇宙の果ての本屋」 (『宇宙墓碑 現代中国SFアンソロジー』〈ハヤカワ文庫SF〉、 『宇宙の果ての本屋 現代中華SF傑作選』〈新紀元社〉所収)
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 9月9日(火)午前9時30分〜10月2日(木)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
10月 3日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 空犬 太郎  この読書会は、あくまで、本を楽しむ、読書を楽しむためのものです。作品を文学的に読み解くような、文学研究の会ではありません。読み方は自由。誤読を心配する必要も、感想をうまくことばにする必要もありません。そんな気軽な読書会を一緒に楽しみませんか。
【読書会の流れ】本読書会は3部構成です。
第1部 参加者のみなさんの感想・意見など(30分程度)
第2部 第1部で出た感想・意見をもとにしたディスカッション(30分程度)
第3部 講師による解説・まとめ(30分程度)
【課題作品について】
 今回の課題作品は、江波(ジャン・ボー)「宇宙の果ての本屋」。『宇宙墓碑 現代中国SFアンソロジー』(ハヤカワ文庫SF)他に収録されています。人類が宇宙に進出した未来。本が読まれなくなり人が本屋を訪れなくなって久しいが、にもかかわらず、本を保管し、本屋を維持し続ける店主。それぞれが本屋である巨大な艦隊で宇宙に旅立つが……。あらすじを聞かされても、スケールの大小さえよくわからない話に思えるかもしれませんが、本好き本屋好きの関心を大いに引きそうなタイトルと内容とになっています。アンソロジーのタイトルにもとられている、小品ながら壮大な物語を一緒に読んでみましょう。
【選書ポイント】
 『三体』シリーズの世界的なヒットもあり、日本でもアンソロジーが続けて複数刊行されるなど、ここ数年で「科幻(中国のSFのこと)」作品にふれる機会は一気に増えました。ケン・リュウ(『紙の動物園』)や劉慈欣(『三体』)以外にどんな書き手がいるのかを手っ取り早く知りたい方におすすめなのが中国SFアンソロジーで、課題作品の著者、江波(ジャン・ボー)をはじめ、単著が邦訳されていない書き手も含め、新旧の中国SFの世界を概観することができます。

講師

空犬 太郎(そらいぬ たろう) 編集者・ライター
 1968年生まれの編集者・ライターです。ブログ「空犬通信」とX(旧ツイッター)で本・本屋関連情報を日々発信しています。読書以外の趣味は音楽で、ギターとアナログレコードを偏愛しています。編著書(いずれも共著)に、『ぼくのミステリ・クロニクル』(国書刊行会)、『定本 本屋図鑑』(夏葉社)があります。

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