講座詳細

三鷹の夜☆月いち読書会 (第18回)
科学と文学の間(あわい)に

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講座趣旨

三鷹の夜☆月いち読書会〜科学と文学の間(あわい)
 三鷹ネットワーク大学では、月1回夜の読書会を開催しています。本や読書に関心のある方を対象に、毎月1冊の本をめぐって楽しく語り合い、交流する場です。毎月のテーマ本をあらかじめお知らせして、SFを中心に、国内外の小説・コミック・科学エッセイなどを幅広く読んでいきます
 在宅勤務・リモートワークといった“おうち時間”が増えるなか、ちょっと非日常の世界に遊んでみませんか? 興味のある方、ぜひお気軽にお集まりください。

※ 課題図書はご自身で用意してください。

【今後の予定】
 第19回は2023年4月7日(金)です。第二期では、海外の作家によるSFの名作・定番短篇と、現代日本文学の、主に女性の作家による作品を交互に取り上げています。
 


 

講座概要

講座日程 2023年 3月 3日 (金)
時間 19:00〜20:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
教 材 松田青子「みがきをかける」「休戦日」 【所収】『おばちゃんたちのいるところ―Where the Wild Ladies Are』〈中公文庫〉
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 2月7日(火)午前9時30分〜 3月2日(木)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
3月 3日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 空犬 太郎  この読書会は、あくまで、本を楽しむ、読書を楽しむためのものです。作品を文学的に読み解くような、文学研究の会ではありません。読み方は自由。誤読を心配する必要も、感想をうまくことばにする必要もありません。そんな気軽な読書会を一緒に楽しみませんか。
【課題図書について】
 今回は、松田青子の「みがきをかける」「休戦日」を取り上げます。世界幻想文学大賞・短編集部門を受賞した『おばちゃんたちのいるところ―Where the Wild Ladies Are』に収録されている作品です。《追いつめられた現代人のもとへ、八百屋お七や皿屋敷のお菊が一肌ぬぎにやってくる。お化けの妖気が心のしこりを解きほぐす、ワイルドで愉快な連作短篇集》と版元の内容紹介もなんだか楽しげです。
【選書ポイント】
 今回の作品は科学っぽいところが薄いのではと思われるかもしれません。世界幻想文学大賞は、ファンタジー作品が対象の米国の文学賞ですが、SFやホラーなども対象になっており、SF読みの間では、ヒューゴー賞・ネビュラ賞と並ぶ世界三大賞のひとつとされる賞です。そのような賞を受けた作品がどのようにファンタジックなのか、どのような幻想文学なのか、そのような観点から読み解いてみるのもおもしろいかもしれません。

講師

空犬 太郎(そらいぬ たろう) 編集者、ライター
 1968年生まれの編集者・ライターです。ブログ「空犬通信」とツイッターで本・本屋関連情報を日々発信しています。読書以外の趣味は音楽で、ギターとアナログレコードを偏愛しています。編著書(いずれも共著)に、『ぼくのミステリ・クロニクル』(国書刊行会)、『定本 本屋図鑑』(夏葉社)、『本屋はおもしろい!!』『子どもと読みたい絵本200』『本屋へ行こう!!』(洋泉社)があります。

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