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講座詳細

玉川をめぐる歴史と景観
〜「中世武蔵国絵図」を読み解く〜

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講座趣旨

 多摩地域の住民にとって生活の場である武蔵野台地に流れる多摩川は、かつて「玉川」と呼ばれていました。また、その水利に目を付けた大和朝廷によって、武蔵国に8世紀に置かれた国府府中と武蔵国分寺は、今日でも地名に残っています。
 「中世武蔵国絵図」(※)を手掛かりに、座学と現地視察を通じて、現代につながる歴史的景観としての武蔵野台地と多摩川を新たな視点で実感するのが本連続講座の目的です。

※「中世武蔵国絵図」は、水系と道に着目し、自然基盤構造と歴史を重ねて読み解くエコヒストリーの手法を用いて武蔵國を中心に関八州を描いた絵図です(法政大学江戸東京研究センター発行)。次のURLからダウンロードできます。       ※https://edotokyo.hosei.ac.jp/books/books-20201008161946


現地視察について

・徒歩距離は合計約3km
持ち物は第1回講座で配布する資料(地図等)、必要に応じて飲み物等
・防寒も意識しつつ歩きやすい服装、履物でいらしてください。
・現地集合・現地解散となります。現地までの往復交通費はご自身で負担願います。
・雨天の場合は、三鷹ネットワーク大学での講座(座学)に切り替えます。
・三鷹ネットワーク大学が加入しているNPO活動保険適用対象となります(事故・怪我等の保障)。
 

講座概要

講座日程 2024年 3月 9日 (土)
 〜2024年 3月23日 (土)
時間 下記をご確認ください。
定員 20 人 (先着制)
回数 3回 (通し受講のみ)
受講料 2,000 円
教 材 「中世武蔵国絵図」等(※絵図は第1回で印刷版を配布します)
難易度 ★☆☆
会 場 下記をご確認ください。
受付期間 2月6日(火)午前9時30分〜3月8日(金)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
3月 9日
14時00分〜15時30分 三鷹ネットワーク大学 神谷 博 「中世武蔵国絵図」から武蔵の地誌を学ぶ
多摩川は江戸時代には玉川と呼ばれていました。さらに遡ると多磨川、多麻川、丹波川、多波川など様々に記されています。「玉川」とはどこのことなのでしょうか。武蔵国は大国で、南と北に勢力圏が分かれ、南は多摩川流域、北は荒川流域で構成されていました。武蔵国はなぜ「武蔵」と呼ばれるのか、「武蔵野」とは何処のことを言うのか。武蔵国の一宮はさいたま市大宮区にある氷川神社ですが、江戸時代の総社大國魂神社の一宮は小野神社(府中市)でした。様々な地誌の背景を「中世武蔵国絵図」から読み解いてみましょう。
第2回
3月16日
13時00分〜16時00分 現地視察  神谷 博 武蔵国の国府「水都府中」を歩く
府中はなぜ国府になったのかでしょうか。国府たる条件は多々あるなかで、水の条件が大きかったと考えられ、「水都府中」と位置付けることができます。水都府中では、浅間山(せんげんやま、府中市浅間町四丁目、若松町五丁目)に登ると多摩川や多摩丘陵の横山も一望できました。現在では眺望が開けていないので、本講座では京王線・府中駅から分倍河原駅(京王線・JR南武線)まで、水都府中を歩きます。源義家像から大國魂神社、ふるさと府中歴史館、国司館と家康御殿史跡、高安寺と回り分倍河原駅で解散です。途中、歴史探索と地形、水系観察を行いながら武蔵国府の景観を思い描きつつ歩きます。
[現地視察の行程]
午後1時に京王線・府中駅南口改札に現地集合、徒歩で源義家像から大國魂神社、ふるさと府中歴史館、国司館と家康御殿史跡、高安寺と回り、午後4時ごろ分倍河原駅で現地解散します。
第3回
3月23日
14時00分〜15時30分 三鷹ネットワーク大学 神谷 博 水都府中の水系構造と武蔵野の景観
「水都府中」とは何を意味するのでしょうか。江戸時代に徳川家康が完成させた「水都江戸」の前身として「水都」のあるべき姿を探ります。奈良時代に武蔵国が東山道から東海道に付け替えられたことにより、武蔵の中心は東に移り、徳川家康の入府以降は江戸が中心となり今日の東京にまで引き継がれています。江戸が中心になったのは偶然ではなく、府中と同様に豊かな水系構造があってのことでした。その決め手は河川というより目に見えない地下水の存在が大きかったといえます。東京が大都市を維持できる理由も地下水にあり、目に見える景観を作り出してきた基層としての水系構造に注目してみましょう。

講師

神谷 博(かみや ひろし) 法政大学江戸東京研究センター客員研究員
法政大学エコ地域デザイン研究センター客員研究員
1949年東京都生まれ。一級建築士。元法政大学講師。NPO雨水まちづくりサポート理事長。景観アドバイザー(新宿区、千代田区、渋谷区、板橋区、山梨県、他)。多摩川流域懇談会運営委員長。野川流域連絡会元座長。
著書:「井戸と水みち」(1998年)、「雨の建築学」(2000年、いずれも共著・北斗出版)他。
業績:1993年及び1994年山梨県建築文化奨励賞、2011年度土木学会賞・デザイン賞優秀賞、
「中世武蔵国絵図」制作(2020年7月)

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