講座詳細

みたか身の丈起業サロン
創業ことはじめ

※用紙で受講者登録または講座申し込みをされる場合は上記からダウンロードしてください。

講座趣旨

三鷹ネットワーク大学企画連続講座
みたか身の丈起業サロン―創業ことはじめ
 
「人生100年時代」と言われるようになった日本の長寿社会では、「終身雇用」「年功序列」も過去のものとなり、年金支給開始年齢も引き上げられるなか、個々人がいかに経済的に自立して生きていくかが問われる時代になっています。 
  一方で、全世界に蔓延した新型コロナウイルス(COVID-19)感染症により、オンライン会議や在宅勤務、テレワークなど「新しい生活様式」が日常に根付いたことも大きな変化と言えます。COVID-19は、大都市への人口・経済活動の過度な集中や、グローバル経済と大量消費社会のマイナス面を改めて浮き彫りにしました。ポスト・コロナの時代に入った今日、今まで以上に地域に根差した循環型の社会が求められています。
 こうした時代背景を踏まえ、本連続講座では、「将来いつの日か起業したい」「まずは個人事業主で始めてみようか」と小さな規模での起業に興味を持つ方を対象に、三鷹や多摩地域、都内、あるいはこうした地域の枠を越えて活動している先輩経営者たちのリアルな体験談を聞きつつ、起業におけるマーケティングと「ビジネスプラン(事業計画書)」の重要性を理解することを目指します。

[講座内容]
・街の賑わいを目指す飲食業、シェアオフィス経営、定年退職後の行政書士といった身近な分野で実際に起業して経営を軌道に乗せた先輩方を講師に招き、起業を志した動機から現在の事業、将来の展開も含めて語っていただきます。同じ業種の事業者との競合にどう勝ち抜くのか、また苦境や失敗をどう乗り越えたか、記憶に新しい新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による「自粛要請」の経営への影響、対応方法・工夫、ポスト・コロナ時代における経営面での新たな取り組みにも触れます。

・こうした起業事例を振り返りながら、受講者同士の意見交換を通して、起業に向けた考え方を一緒に整理していきます。さらに、自分自身の学びや気づきを共有するグループワークを行い、他の人の視点から新たなヒントを得ることを目指します。

・その後、マーケティングやプロモーション(販促)についてWebサイトやSNSなどオンライン媒体と、フライヤーなど紙媒体のメリット、デメリットや留意点を主任講師が解説します。

・これにより、個人事業主など「身の丈」レベルの小規模な起業においても、マーケティングと「ビジネスプラン(事業計画書)」がカギであることを理解します。

[留意事項]
・講座は毎週水曜日ですが、第4回のみ木曜日です。
・講座をより効果的に吸収できるよう、「講師」欄に記したURLや推薦図書で、講師の今日までの歩みや背景、考え方、講座内容に関する情報を事前に予習しておくことを推奨します。
 

講座概要

講座日程 2026年 1月21日 (水)
 〜2026年 2月25日 (水)
時間 下記をご確認ください。
定員 15 人 (先着制)
回数 6回 (通し受講)
受講料 3,000 円
教 材 講義レジメ、『個人事業からはじめる 独立・起業マニュアル』前田隆正・河瀬謙一/著
難易度 ★☆☆
会 場 下記をご確認ください。
受付期間 12月9日(火)午前9時30分〜2026年1月20日(火)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
1月21日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 斉藤 憲仁、萩谷 美也子 オリエンテーション&身の丈起業事始め
 前半は、事務局が本講座の各回カリキュラム、スケジュールを説明してから、受講者が自己紹介を行います。後半は、本連続講座の組み立てと、「起業」とはどういうことか、本講座が提案する「身の丈」とは何かについて講師が解説します。
第2回
1月28日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 森下 ことみ 売れる商品・サービスとは(1)
事例から知る「起業・創業」

 週3日5時間のパートタイムで働いた三鷹市SOHOパイロットオフィスでの仕事を通して「忙しそうだけれども生き生きと働く人々」と出会い、当時の受付スタッフ6名で、そんな皆さんのお手伝いをするユニット「そーほっと」を立ち上げました。 創立22年を迎える「有限会社そーほっと」の事例紹介と、東京都の「女性・若者・シニア創業サポート事業」の地域アドバイザーとして約200件の創業相談に対応した経験から、創業時に必要なこと、事業を継続する上で大切なことなどをお話しします。
第3回
2月 4日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 竹内 健一 売れる商品・サービスとは(2)
事業計画に基づく営業方法の取捨選択

 定年退職後に実践した「成功例のモデリング」(※)から始めるPR・営業方法についてお話しします。まずは、事業計画(ビジネスプラン)を練り、次に実行、検証しますが、計画に基づく営業・プロモーション戦略の構築・実践方法や、Webサイトに加え従来型の対人・対面型営業などPR方法の取捨選択の大切さを説きます。
※ 他の起業者がうまくいった事例を、モデル化(類型化)して分析し、自分の起業に取り入れること
第4回
2月12日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 鈴木 佳範 売れる商品・サービスとは(3)
まちの空気と温度を作る飲食ビジネス

 JR中央線・三鷹駅南口でCAFE HI FAMIGLIA(カフェ ハイファミリア)を、武蔵境駅から東小金井駅に続く鉄道線路高架下の回遊歩行空間「ののみち」でCafe Sacai(カフェ サカイ)とタルト専門店・クラフトビール・デリ・カフェからなる複合ショップond(オンド)を展開する鈴木さんは、2022年3月にキラリナ京王吉祥寺に進出しました。「みんなが幸せを感じられる公共空間」ビジネスを意識し、そこに至った経緯と秘訣、今後の展開を語っていただきます。
第5回
2月18日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 斉藤 憲仁、萩谷 美也子 売事例の振り返りとグループワーク
 第2〜4回の起業事例を振り返りながら、「起業のきっかけ」「情報収集の方法」「実務経験の積み方」など、身の丈に合った起業スタイルのポイントを学びます。講師の話に加え、受講者同士の意見交換を通して、起業に向けた考え方を一緒に整理していきます。さらに、事例をもとに自分自身の起業に活かせる学びや気づきを共有するグループワークを行い、他の人の視点から新たなヒントを得ることを目指します。
第6回
2月25日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 斉藤 憲仁、萩谷 美也子 身の丈マーケティングとビジネスプラン
 マーケティングの重要性を踏まえつつ、大企業のような手法ではなく、自分の規模や状況に合った「身の丈マーケティング」の進め方を学びます。今から準備しておくと良いことや、気軽に試せる方法などを、三鷹での実践例や講師自身の経験を交えて紹介します。さらに、ビジネスプラン(事業計画書)を作成する際のポイントについても解説し、受講者の皆さんが起業のヒントをつかめるようサポートします。

講師

斉藤 憲仁(主任講師)(さいとう のりひと) デザイン&コンサル事務所「アイポイント」代表
三鷹SOHO倶楽部共同代表
 1995年武蔵野美術大学卒業。デザイン会社、コンサル会社等を経て独立。三鷹の創業支援に関わりながら、レンタルブース「SOHOプラザA」の運営も手がけている。武蔵野大学で情報科目の非常勤講師、専門学校TSBでビジネスデザイン学科の非常勤講師も務める。
デザイン&コンサル事務所「アイポイント」https://www.e-ipoint.com/profile.html
オススメのビジネス書は、
『ドラッカーに先駆けた江戸商人の思想』平田雅彦、日経BP、2010年
『僕たちは、地味な起業で食っていく。』田中祐一、SB Creative、2019年
『経営とデザインのかけ算』尾崎美穂、合同フォレスト、2020年
萩谷 美也子(サポート講師)(はぎや みやこ) サイエンスライター、インタビュアー
三鷹SOHO倶楽部共同代表
 上智大文学部卒。茨城県出身。高校英語教諭を経て英語翻訳者からライターに。理系のライティングが好評だったため、基礎科学から各種テクノロジー及び教育の動向を中心に取材・執筆中。ニッチな分野に軸足を置きつつ、ロングテールに仕事を継続している。
オススメの書籍は「『超』メモ革命」(野口悠紀雄 中公新書ラクレ 2021年)、「調べる技術 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス」(小林昌樹 皓星社 2022年)。
森下 ことみ(もりした ことみ) 有限会社そーほっと代表取締役、株式会社まちづくり高田馬場 代表
 広島県出身、龍谷大学文学部卒。27歳で結婚を機に上京。10年の専業主婦生活ののち、1998年にオープンした三鷹市SOHOパイロットオフィスの受付アルバイトを機に、ビジネスサポートチーム「そーほっと」立ち上げ、2004年3月法人化。現在の主な事業は次のとおり。
・シェアオフィス&コワーキングスペース CASE Shinjuku 運営 https://case-shinjuku.com/
・新宿区立立高田馬場創業支援センター 指定管理者 https://incu.shinjuku-center.jp/
・東京都 女性・若者・シニア創業サポート事業 地域アドバイザー https://cb-s.net/tokyosupport/
・高田馬場経済新聞(Webメディア)https://takadanobaba.keizai.biz/
竹内 健一(たけうち けんいち) ユーカリ行政書士事務所 代表
 1978年中央大学商学部会計学科卒業。多摩地区の金融機関にて総務・人事・経営担当として企業経営全般に携わる。2016年、定年退職と同時に自宅にて起業。それまで取得した行政書士・宅建士・ファイナンシャルプランナーなどの資格を活かし、会社設立、経営支援、許認可手続き、相続・遺言、不動産などの業務を幅広く展開中。https://www.yuukari.co/
鈴木 佳範(すずき よしのり) パブリック・スペース株式会社 代表取締役
 岩手県出身、明治大学商学部卒。マーケティングコースでカフェの研究をする。大学卒業後、JR中央線・三鷹駅南口のライフスタイルショップ「デイリーズ」カフェのマネージャー、デイリーズカフェ国分寺の立ち上げを経て、29歳で三鷹駅南口にて「カフェ・ハイファミリア」で独立。武蔵境にカフェサカイ、クラフトフード「オンド」を立ち上げ、3店舗を経営。さらに、2022年3月にキラリナ京王吉祥寺4階に軽食、コーヒーでくつろげる「And Cafe Sacai」をオープン。
Cafe Hi famiglia(カフェ ハイファミリア)http://www.hi-famiglia.com
Cafe Sacai(カフェ サカイ)http://www.cafe-sacai.com
ond(オンド)http://ond-craftfood.com/
And Cafe Sacai(アンドカフェサカイ)https://www.kirarinakeiokichijoji.jp/shop/

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