講座詳細

サイエンスカフェみたか1月【オンライン講座】
海藻(かいそう)の不思議

講座趣旨

くらしとバイオプラザ21企画サロン
サイエンスカフェみたか   1月 第108回


 「サイエンスカフェみたか」とは、NPO法人くらしとバイオプラザ21が企画するサイエンスカフェです。
 講義スタイルではなく、飲み物を手にしながらのカフェスタイルで、サイエンス=科学についての知識を深めてみませんか。
 普段から疑問に思っている事や自分のアイデアをゲストや参加者同士で楽しく語り合いましょう。

※オンライン会議アプリのZoomを使用した講座です。ご自宅などからご参加ください。

【お申込みリンク】
こちらからお申し込みください。Peatixからのお申し込みとなります。
https://scmitaka20260122.peatix.com

 NPO法人くらしとバイオプラザ21は、市民に対話の場を提供し、バイオテクノロジーの理解と信頼を築くことを目指し、2002年に設立されました。多様な立場の人たちの間でコミュニケーションを図り、科学技術のメリットとデメリットを伝え、中立で公益性を保って活動したいと考えています。遺伝子組換え技術やゲノム編集技術、遺伝子診断や個別化医療など難しそうな言葉が新聞やテレビに登場していますが、その背景には特定分野の専門家だけでは議論しきれない生命倫理、サイエンスコミュニケーションなどの課題もあります。私たちが、発展していくバイオテクノロジーとそれを利用した製品やサービスを、納得して選ぶために、ご一緒に考え、話し合っていきたいと思います。
 

講座概要

講座日程 2026年 1月22日 (木)
時間 19:00〜20:30
定員 20 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★☆☆
会 場 オンライン(Zoom)
申し込み Peatixでのお申し込み・お支払いです。左のリンクからお申し込みください。
受付期間 12月23日(火)午前9時30分〜1月21日(水)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
1月22日
19時00分〜20時30分 オンライン(Zoom) 田中 次郎 海藻(かいそう)の不思議
  海藻(かいそう)とは海に生育する緑藻(りょくそう)、紅(こう)藻(そう)、褐(かっ)藻(そう)のことです。緑藻は陸上の植物へと進化を遂げてきました。寒天等の材料になるテングサが属する紅藻類は太古より10億年間海でひっそりと生育し、ワカメが属する褐藻類はこの1億年で海洋沿岸生態系の主役になりつつあります。そんな海で生きるテングサとワカメの秘密に迫ります。
テングサの秘密:
紅藻って何だろう?海苔(のり)は紅藻?なぜ水深の深い場所に生育できるんだろう?世代交代はやたら複雑! 寒天って何だろう?増粘剤カラギーナンとの違いは?テングサ類の変わり者は?
ワカメの秘密:
褐藻はなぜ大きくなれたの?褐藻はなぜ茶色?でも湯に入れるとなぜ緑になるの?めかぶ(ワカメの耳)って何だろう?ワカメはなぜ春にしかないの?ワカメやコンブの仲間は他にどんなのがあるの?ジャイアントケルプはコンブの仲間?ホンダワラはコンブの仲間?  

講師

田中 次郎(たなか じろう) 東京海洋大学 名誉教授
 東京大学農学部非常勤講師(水生植物学)、国立科学博物館館友。東京海洋大学では「藻類学」「藻類生理学」「博物館学」と、それぞれの科目の実験、実習を担当。
 学生の頃から筑波大学下田臨海実験センターに常駐して海藻の研究を続けてきた。現在でも環境省の藻場のモニタリング事業で付近の潜水調査を続けている。主な研究は、海藻、汽水藻、淡水藻の分類で、海外調査では、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイ、パキスタン、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコ、米国(東西海岸、ハワイ)、イタリア(ナポリ、サルジニア島)などで海藻や汽水藻の研究を行った。

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