講座詳細

生活費危機―何故われわれはかつての豊かさを失ったのか

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講座趣旨

 我が国は消費増税などによる一時的な現象を除けばここ数十年来経験したことのない物価上昇に襲われ、国民生活が圧迫されている。
 同時に進んでいる大幅な円安で外国人観光客が街に溢れ、大企業を中心に収益の大幅改善と株高が続くが、生活面では賃金が長期にわたった下落から上昇に転じてはいるものの物価上昇に追いつかず、実質的な購買力の趨勢的な低下に歯止めが打たれたのか明らかではなく、生活費危機とも言える状況が続く。
 こうした近年の物価の上昇、急激な円安の進行、賃金の低迷(我が国の貧困国化さえ懸念される事態)は一体何故生じているのだろうか。本講座ではその原因を探り、どのような対応が必要なのか考えていく。

講座概要

講座日程 2026年 1月31日 (土)
時間 10:00〜11:30
定員 40 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 12月23日(火)午前9時30分〜1月30日(金)午後9時

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日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
1月31日
10時00分〜11時30分 三鷹ネットワーク大学 荒巻 健二 1.生活費危機ともいえる日本
2.物価上昇の原因
3.円安が進行する要因
4.賃金上昇が低迷する要因
5.どのような対応が必要か

講師

荒巻 健二(あらまき けんじ) 昭和女子大学現代ビジネス研究所特別研究員、東京大学名誉教授、経済学博士
 大蔵省(財務省)で30年近く勤務、この間英国オックスフォード大学大学院で経済学を学び、IMF(ワシントン)にエコノミストとして出向、2000年代半ばに東京大学に移り、更にロンドン大学School of Oriental and African Studiesで客員教授として日本経済を講義、専門は国際金融、日本経済。
 主要著書に、『アジア通貨危機とIMF』(1999年日本経済評論社)、『金融グローバル化のリスク』(2018年日本経済新聞出版社)、“Japan’s Long Stagnation, Deflation, and Abenomics” (2019 Palgrave/Macmillan)、『日本経済長期低迷の構造』(2019年東京大学出版会)、『君たち文系はどう生きるか』(2024年昭和女子大学出版会)

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