講座詳細

数学はこんなに面白い!8 10月 
ガウス・ボンネの定理

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講座趣旨

 現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうして、その応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。
 
 月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
 数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだなと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。2017年度も4月から毎月1回開催をしていきます。
 10月のテーマは「ガウス・ボンネの定理」です。

【10月の内容】
 「ガウス・ボンネの定理」と呼ばれるものは、ガウス(Carl Friedrich Gauss 1777-1855) ボンネ(Pierre Ossian Bonent 1819-1892)からわかるように古典的で有名な定理で、「球 面幾何」「双曲幾何」「R3内の閉曲面に対するもの」「2次元多様体に対するもの」と、一般化されてきています。基本的には「ある領域の面積と曲率」を関係づける定理ですが、最終的にはオイラー標数まで取り込んでいます。これはオイラー・ポアンカレの定理と比肩される美しい定理です。この定理について解説します。

講座概要

講座日程 2017年10月 5日 (木)
時間 10:00〜11:30
定員 30 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 9月5日(火)午前9時30分より

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
10月 5日
10時00分〜11時30分 三鷹ネットワーク大学 小林 一章 東京女子大学名誉教授

講師

小林 一章(こばやし かずあき) 東京女子大学名誉教授
 1940年東京生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年から東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学で80年代後半より結び目の研究を始め、その後空間グラフの研究に重心を移す。著書に「曲面と結び目のトポロジー」(朝倉書店)、「空間グラフの理論」(培風館)など。(公財)数学オリンピック財団前理事長。

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