講座詳細

アストロノミー・パブ2017年3月 
南半球で巨大ブラックホールの姿をみる 〜アンデスサブミリ波 VLBI「キャラバン」の現状と展望〜

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講座趣旨

  アストロノミー・パブとは、市民と専門家との間の相互コミュニケーションを目的とした、サイエンス・カフェの天文版です。ホストとゲストによる「トークタイム」、その後は講師や参加者同士と自由に対話を楽しむ立食形式の「パブタイム」です。普段から疑問に思っている事や自分のアイデアを、講師や参加者同士で楽しく語り合いましょう。

 2016年、ブラックホール連星の合体現象からの重力波が観測され、アインシュタインの一般相対性理論の予言の1つ、ブラックホールの存在は証明されました。
 つぎは、ブラックホールのそばの時空を詳しく見る番です。電波観測からブラックホールの近傍時空は“見える”はずです。実はアンデス高地がその観測の舞台となるのです。ペルーでずっと天文学を進めてきたイシツカさん親子の苦労のお話を含めて紹介します。

講座概要

講座日程 2017年 3月25日 (土)
時間 18:30〜20:30
定員 25 人 (定員を超えた場合は抽選です)
回数
受講料 3,000 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 2月7日(火)午前9時30分〜3月7日(火)午後5時まで

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
3月25日
18時30分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 ゲスト:三好 真 国立天文台 電波研究部 助教
ホスト:梅本 真由美 天文ライター/アストロノミー・パブ店主

講師

三好 真(みよし まこと) 国立天文台 電波研究部 助教
 1962年、愛媛県松山市生まれ。大学院生時代は国立天文台・野辺山宇宙電波観測所と通信総合研究所・鹿島(現NICT)との協力のもとで進められたVLBI観測を行い、超長基線電波干渉計なるもので宇宙を観測しました。そのせいで不本意ながら、いつの間にかブラックホールに吸い寄せられてしまいました。アンデスでVLBIを実現するための「きゃらばんサブミリ」計画を考えています。すると、計画を背景にした小説が先にでてしまいました(=「墨田区吾嬬町発ブラックホール行き」上野 歩 (著))。最近、いろいろと先を越されているような気が。
梅本 真由美(うめもと まゆみ) 天文ライター/アストロノミー・パブ店主
 長野県出身。天文学者の生態をユーモラスに描いたホームページ「天文台マダム日記」をきっかけにライターとなり各種媒体に執筆。月刊星ナビに「天文台マダムがゆく」、国立天文台のwebで「天文台マダム VERAに夢中!」を連載中。取材経験を生かしサイエンスカフェや講演活動も行っている。夫の梅本智文(電波天文学者)とともにアスパブ2代目店主を務める。

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