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清成忠男 特定非営利活動法人 三鷹ネットワーク推進機構 理事長 このたび、三鷹ネットワーク大学は、開設10周年を迎えることができました。これもご参加いただいた19の教育・研究機関の皆様や60を超える企業の皆様、そして三鷹市民の皆様と清原市長を代表とする三鷹市との、「民学産公」の連携の成果であると言えます。
 三鷹ネットワーク大学が開設された、平成17年(2005年)当時は、こうした取り組みは他に例がなく、これまでトップランナーとして道を切り拓いてきました。現在では、大学と地方自治体が連携して、地域を志向した教育・研究・社会貢献を進めることが、国からも求められています。さらには、地域の自治体・企業やNPO、民間団体等が協働し、地域産業を自ら生み出す人財など地域を担う人財育成を推進するなど、「地方創生」に位置付けられた事業が全国的に進められています。
 こうした自治体間、あるいは大学間の競争が激しくなっていく中で、三鷹ネットワーク大学も新しい挑戦を続けていかなければなりません。例えば、今後到来する超高齢社会における医療と介護のあり方や新しい「産業化」の研究、いろいろなモノにセンサーをつけて、インターネットに繋げるIoT(Internet of Things)によってもたらされる社会変革の研究など、新しい分野での取り組みが必要になってくる、と考えています。
 そのためにも、三鷹ネットワーク大学を中心とする「民学産公」のそれぞれの専門的な「知」の連携を図り、相互に補完していく必要があります。こうした様々な取り組みを通じて、三鷹市の新しいまちづくりのテストケースとして成果を出していきたい、と考えています。次の10年に向けて、こうした取り組みへのご理解、ご協力をお願いするとともに、さらに多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。