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多様な学び方、働き方を考える講座企画等を通じ、キャリアデザインを支援。民学産公の新たな出会いやマッチングのための研究会の開催や専門家と市民が交流できるサロンなども開催。イベント事業として「三鷹の森 科学文化祭」にも取り組んでいます。



 窓口・ネットワーク機能として、市民の知的ニーズに応え、地域に必要な人財を育成するためのキャリアデザイン支援事業、民学産公のマッチングのために、研究会や勉強会などを開催する「協働サロン」事業、在宅での受講など、多様な学びの形態を支援するeラーニング支援事業を展開しています。


地域の“人財”を育成し
キャリアデザインを支援する


 キャリアデザイン支援事業は、教育・研究機関との連携の中から、地域に必要な人財を育成するための講座として、「合同学校説明会」「ICT三鷹セミナー」「みたか団塊交流会」「キャリア・カウンセリング」など、学生からシニアを対象とした様々な講座を実施しました。
 平成20年度から22年度には、東京都の学校支援地域支援本部事業を受託し、三鷹市教育委員会と連携しながら市内の中学校7校、小学校15校の各校で推進しているコミュニティスクール事業、アントレプレナー教育事業について支援を行いました。
 平成19年から現在まで続いている「キャリア・カウンセリング」は、キャリアデザインに関する講義とカウンセラーによる個別カウンセリングを受けられるため、人気の講座となっています。
 平成20年度から25年度には、それまでは学生主体で実施されてきた「インディーズアニメフェスタ」の開催支援を行い、アニメーションに係る様々な才能の発掘を目的として、クリエイター作品の発表の場を提供しました。
「みたか教師力養成講座」では、教員を目指す大学生等が深く現場を知る機会を提供している「みたか教師力養成講座」では、教員を目指す大学生等が深く現場を知る機会を提供している 中でも「みたか教師力養成講座」は、実践的指導力や柔軟な対応力等をもった熱意ある三鷹市にふさわしい教員を育成するために、三鷹市教育委員会と連携した講座で、平成18年度に始まり、現在も開催しています。講師は、学校教育に関して実践的に学べるように、市内の小・中学校現場で実際に教育に携わっている現役の校長・副校長・教育実践に優れている教諭や、教育委員会で教員の研修にあたっているスタッフ等で構成されています。
 内容としては、「基礎コース」「実践コース」の2コースが設けられています。「基礎コース」は、教職に興味を持つ大学1・2年生を主な対象としており、小・中学校の教員としての心構えや仕事の内容を学びます。「実践コース」は、大学3年生以上で東京都の教員採用選考合格を目指す人を対象として、「基礎コース」の内容に加えて、教員になってから役立つ課題解決のための考え方を鍛える講義や論文指導、面接指導も行います。
 両コース共に、理論だけではなく、特別教育実習も設けられており、小・中学校の教育現場での実習を通して、教員として必要な実践的指導力や柔軟な対応力を身に付けていくことができます。
 このほか、三鷹市立小・中学校教員として必要な授業力や専門的な知識・技術を向上することを目的として開設された「教師力錬成講座」、学校教育の現場に携わる保護者や地域住民を対象に、学校支援者の現状を伝え、学校や児童・生徒との関わり方やその心構えなどについて学ぶことも目的とした「学校支援者養成講座」も行っています。


「民学産公」の協働を実現するために
様々な交流の機会を創出


「アストロノミー・パブ」では、トークタイムの後に立食スタイルのパブタイムがあり人気を博している「アストロノミー・パブ」では、トークタイムの後に立食スタイルのパブタイムがあり人気を博している 「協働サロン」事業は、市民、学術、産業界、自治体それぞれを表す「民学産公」の、新たな出会いやマッチングのための研究会の開催や、専門家と市民が交流できるサロンなどを実施しています。
 平成17年の開設当初から現在まで続く人気講座として、国立天文台が企画協力している「アストロノミー・パブ」があります。一般的な講義・講演会スタイルではなく、前半はアルコールを片手に専門家の話を聞き、後半は立食スタイルで講師と直接質問や意見交換ができるというイベントで、ほぼ毎回抽選になっています。講師と参加者だけではなく、参加者同士も同じ興味の元に集まった縁で、終了後も近隣のパブに流れるなど、人的ネットワークの形成も行われています。
2009年の「三鷹の森 科学文化祭」では、三鷹市芸術文化センターでガリレオ工房のサイエンス・ライブショーが行われた2009年の「三鷹の森 科学文化祭」では、三鷹市芸術文化センターでガリレオ工房のサイエンス・ライブショーが行われた 平成21年度からは、国立天文台と三鷹市と協力して「三鷹の森 科学文化祭」を実施しています。市内での移動科学館事業としてモバイルプラネタリウムの派遣や、国立天文台が開発した天文シミュレーションソフト「mitaka」を用いて、教室に宇宙を投影して宇宙や天文への興味を促す事業を展開しました。また三鷹市内を太陽系に見立て、そのスケール感を感じてもらう「みたか太陽系ウォーク・スタンプラリー」も行っています。このイベントでは市内の商店や事業者の協力もあり、スタンプを集めることにより景品と交換できることから、参加拠点数は200を超え、2,000人以上の参加者が市内をスタンプラリーするようになりました。


「知」の機会を活かすeラーニング


 eラーニング支援事業は、在宅での受講など、多様な学びの形態を支援するもので、現在は、一部の講座の補講として活用しています。


「三鷹の森 科学文化祭」人気イベント「みたか太陽系ウォーク・スタンプラリー」のマップとシートをまとめた冊子。開催期間中は、この冊子を持つ人を多く見かける「三鷹の森 科学文化祭」人気イベント「みたか太陽系ウォーク・スタンプラリー」のマップとシートをまとめた冊子。開催期間中は、この冊子を持つ人を多く見かける