多様なニーズを満たす地域人財の育成と「民学産公」をつなぐ場の提供
市民の知的ニーズに応え、地域に必要な人財を育成するための「キャリアデザイン支援事業」や「民学産公」のマッチングを図る「『協働サロン』事業」、多様な学びの形態を支援する「eラーニング支援事業」を展開しています。
地域人財の育成を通じたキャリアデザインの支援
キャリアデザイン支援事業は、学生からシニアまで幅広い世代を対象に、地域に必要な人財を育成するための講座を多数実施しています。
2007年に始まった「星空案内のための天文講座」「星のソムリエ®︎みたか・星空案内人養成講座」は、星座や天体の解説を行う「星空(準)案内人」を養成する講座で、これまで延べ700人以上を認定してきました。認定を受けた方々の一部は「みたか星空案内サポーター」として、三鷹市内を中心とする天文イベントで活躍しています。
そのほか、教職を目指す方を対象にした「みたか教師力養成講座」や教員を対象とした「教師力錬成講座」、地域住民を対象とした「学校支援者養成講座」など、三鷹市教育委員会と連携した教育人財や学校支援者を養成する講座、賛助会員のNPO法人みたか市民協働ネットワークとの協働により地域人財を養成する「三鷹『まち活』塾」など多様な講座を行ってきました。
「民学産公」の協働をめざし様々な交流の機会を提供
「協働サロン」事業は、市民、大学・研究機関、企業、行政の新たな出会いや交流ができる場を提供しています。
国立天文台が企画協力し、2005年の開設当初から続いている「アストロノミー・パブ」は、講義だけでなく、アルコールを片手に講師や参加者同士で自由に対話を楽しむ「パブタイム」も設けられており、これまで200回以上開催してきた大変人気の講座です。
また、国立天文台と三鷹市の協力のもと実施している「みたか太陽系ウォーク」は、三鷹市内を太陽系に見立て、その大きさや距離を体験するスタンプラリーイベントで、2009年に始まりました。当初はゴム印を用いたスタンプラリーでしたが、コロナ禍を経て、現在では二次元コード読取方式によるデジタルスタンプラリーを中心とした開催となっています。例年、市民だけでなく、市外からも多くの方が参加する、三鷹市を代表するイベントの一つとなっています。
場所や時間を選ばない学習機会の提供
eラーニング支援事業では、講座の見逃し配信や賛助会員との連携による教養講座の配信を行うなど、多様な学びの形態を支援してきました。
みたか星空案内サポーターからのコメント
星空案内サポーターの活動を始めて、それまで“自分だけの楽しみ”だった宇宙の世界が大きく広がりました。
年齢や性別を問わず、星が好きな仲間たちと一緒に宇宙の面白さを伝えています。望遠鏡をのぞいて星を見た人たちは、毎回驚いたり、感動したり、まるで宝物を見つけたような表情を見せてくれます。
とても遠い星たちの発した光が、今、地球に生きている皆の顔を輝かせる。その瞬間をともにできる星空案内を三鷹ネットワーク大学でこれからも続けていきたいです。
─みたか星空案内サポーター 真木 ひかり 氏より
受講生からのコメント
初代はやぶさの帰還をきっかけにJAXAや国立天文台に興味を持ちました。運よく開催中の「みたか太陽系ウォーク」で、縣秀彦先生と出会いました。初めて参加したアストロノミー・パブは2011年12月。コロナ禍のオンライン開催を含め、これまで約80回参加しています。「面白くてたまらないもの」を見つけられた研究者という人たちは、皆さん魅力的で、聞いた話は全て面白いです。これはアレクシェーヴィチやアフリカといった分野でも同じだったので、ネットワーク大学には他分野にもパブを派生させてもらえたらと思っています。
─アストロノミー・パブ受講生 宅野 喜仁 氏より